上杉 慎吉(うえすぎ しんきち)は、1926年頃の東京帝国大学法学部教授[1]。右翼団体・七生社の指導者[1]。
七生社と対立していた新人会の石堂清倫が組織した旧制四高出身者中心の読書会・「北辰読書会」への出講を依頼したところ、進んで講座を引受けたことがあった[1]。
石堂 (1986 69)は、学連事件で学生検挙に反対する活動への協力を拒否した美濃部達吉と対比して、自身を陥れようとしていた学生にその魂胆を分かっていながら協力してくれた上杉は人間として立派だったと評している。