ロンドン旅客機同時テロ未遂事件

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ロンドン旅客機同時テロ未遂事件は、2006年8月10日、ロンドン警視庁が、ロンドンからアメリカへ向かう旅客機計10機の同時テロ計画を、未然に阻止した事件である。

概要

2006年8月10日、ロンドン・ヒースロー空港で、大規模なテロ計画が未然に阻止された。

テロ計画は、ロンドンからアメリカへ向かう旅客機計10機を、ニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルス、シカゴ、ボストンなど主要都市の上空で、飛行中に爆破させるものだった。

もし、実行されていたとするならば、2001年のアメリカ同時多発テロ事件をはるかに超える多くの人が亡くなる、想像を絶する結果となっていた。

ロンドン警視庁のスチーブンソン副総監は、「想像をはるかに超える、前例にない大規模なテロ計画だった」と語った。イギリスのジョン・リード内相も、同じような事を強調している。

攻撃予定日

定かではないが、テロ計画はもう最終段階にあったとされる。

経過

8月10日

ロンドン警視庁は、ロンドンからアメリカへ向かう旅客機計10機の同時テロ計画を、未然に阻止した。

これを受けて、イギリス政府、アメリカ政府は、テロの警戒レベルを最高レベルに引きあげた。飲料などのペットボトル類、シャンプー、歯磨き粉、目薬、コンタクトレンズケア等など、機内への持ちこみが禁止される。

8月11日

逮捕

ロンドン警視庁は、24人の容疑者を逮捕した。そのうち1人は、ロンドン・ヒースロー空港内の全域への立ち入り許可証を持つ者だった。逮捕された容疑者らの年齢は、17歳~35歳。

パキスタン外務省は、11日夜、国際テロ組織・アルカイダが関与した疑いがある、という声明を発表した。声明は、事件の主犯格を「逮捕されたイギリス国籍のラシド・ローフ(容疑者)」と名指しした上で、「アフガニスタンを拠点とする、アルカイダとの関係を示す証拠がある」と述べている。

影響