ロマヌス・フーベルトゥス

ロマヌス・フーベルトゥス（Romanus Hubertus, 1906年10月4日 - 1969年6月4日）は、ドイツの指揮者。本名はフーベルト・レマー(Hubert Römer)。

エッセンの出身。学生の頃からピアノを堪能にし、地元の教会でオルガンを弾いていた。スティーラー人文主義ギムナジウムを卒業後はアルフォンス・ドレッセル、マックス・フィードラー、カール・エーレンベルク、ヘルマン・メイスナーの各氏から個人的に音楽の個人指導を受けた。1927年からケルン音楽院に通い、ヘルマン・アーベントロートに指揮法、フィリップ・ヤルナッハに音楽理論、アウグスト・フォン・オテグラーフェンに作曲を師事。1931年に卒業後、ブレスラウで歌唱コーチとして職を得る。1933年から1936年までオルデンブルク国立歌劇場の指揮者を務める。1936年から1942年までケーニヒスブルク歌劇場の指揮者となり、1942年からグラーツ歌劇場の音楽監督を歴任したが、1946年に第二次世界大戦中のナチスへの協力の嫌疑をかけられてオーストリアから追放された。1950年から亡くなるまでクレールフェルト・メンヒェングラートバッハ劇場の音楽総監督を務めた。

メンヒェングラートバッハにて死去。