ヤドン
ヤドン | |
---|---|
全国 | 079 |
ジョウト | 080 |
ホウエン | |
シンオウ | |
英語名 | Slowpoke |
進化 | |
進化体系 | たねポケモン |
進化前 | なし |
進化後 | ヤドラン、ヤドキング |
世代 | 第1世代 |
ポケモン学 | |
分類 | まぬけポケモン |
タイプ | みず エスパー
|
高さ/重さ | 1.2m/ 36.0kg |
特性 | どんかん/マイペース |
ヤドンは、ポケットモンスターシリーズに登場する491種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
特徴
カワウソのような姿をしたポケモン。体色はピンク。「まぬけポケモン」の分類の通り、とぼけた表情をしていて、動きも鈍い。衝撃を受けてから5秒後に痛みを感じるほどの鈍感さ。尻尾からは甘い無毒の汁が染み出るが、特に栄養はない。この尻尾は珍味として需要があるらしく、下記のようにロケット団による非合法な乱獲が行われる事も稀にある。あくびをすると雨が降るという言い伝えがある。
尻尾を水面に垂らして釣りをする習性があるが、このとき尻尾にシェルダーが噛み付き、そのままヤドランに進化する事がある。またこの時、まれに頭を挟まれヤドキングに進化することもある。
ゲームでのヤドン
「すばやさ」は全ポケモン中最低クラスだが、「HP」は高い。また進化後のヤドランやヤドキングは「とくこう」の値が高めだが、ヤドン自身は「とくこう」より「こうげき」が高い。ほとんどのバージョンに出現するが、『ファイアレッド』には出現しない。また出現するバージョンでも、バージョンによって出現率が大きく異なる。全てのバージョンでの生息地において、コダック系統と出現率が相反する。『青』ではグレンタウンのポケモン研究所でパウワウと交換できる。
『金・銀・クリスタル』では、ロケット団がヒワダタウンの「ヤドンのいど」を襲い、生息するヤドンを密猟、尻尾を販売するという場面が見られる。実際に「おいしいシッポ」なるアイテムも登場するが、効果はない。
レベルアップでヤドランに、また『金・銀』以降では「おうじゃのしるし」を持たせて通信交換することでヤドキングへ進化する。
ポケモンチャンネルでは、天気予報官として登場。「雨」「くもり」「晴」から尻尾で選んだものに天気が変更される。
アニメでのヤドン
第17話「きょだいポケモンのしま!?」の回に初登場。ピカチュウとヒトカゲに道を聞かれるが無視し、釣りを始める。最後には夕日に照らされたままシェルダーを釣り、ヤドランに進化する。
第68話「ヤドンがヤドランになるとき」では、オーキド博士がヤドンがヤドランに進化する過程がどのようなものか悩んでいるとき、サトシたちが現れてポケモンの研究をしているニシノモリ教授のもとへ行き調査を始める。そして調査の結果、ヤドンとシェルダーに共生の関係があることが分かりヤドンの進化の謎を解くことが出来た。カスミのコダックと会話をしたが、周囲から一生会話が終わらないと言われた。
第142話「ヒワダタウン!ヤドンのいど!!」の回は尻尾を踏まれてから痛がるまでの時差など、ヤドンの魅力が遺憾なく発揮された名作である。
第244話「ヤドンのさとり!サトシのさとり!」の回ではジョウト地方に「ヤドン寺」があることが判明。
第260話「ヤドキング!おうじゃのしるし!!」の回では、磯の中心にある大きな岩に登って「おうじゃのしるし」を頭に乗せ、その上からシェルダーが挟み込んでヤドキングに進化する。また、高速で泳ぐために、尻尾をスクリューのように用いていた。
映画でのヤドン
劇場版第一作の『ピカチュウのなつやすみ』にちょびっとだけ登場。場面転換時にこちらを向いて登場し、大あくびをしてストーリーに戻った。『ピカチュウのなつやすみ』ではこういったCMのないワーニングアバンとでも言うべき場面転換時の小アニメーションが多数挿入されたが、後の短編バラエティには継承されなかった。
なお、この時のバックミュージックは後にアニメ本編でもマヌケな言動があった時に多数使用されている。
ポケモンカードでのヤドン
ポケットモンスターカードゲームに入っていたヤドランは『ぼーっとする』と『ゴミあさり』の2つの技を持っていたが、ダメージは与えられなかった。ロケット団カードに入っていたものは『ひなたぼっこ』と『ずつき』の2つを持っていた。