ミルコ・ケレメン
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ミルコ・ケレメン(Milko Kelemen)1924年3月30日生まれのクロアチアの作曲家でポドラヴスカ・スラチナに生まれた。 1959年にザグレブ・ビエンナーレ現代音楽祭を設立し、その功績でドイツ国の十字勲章を授与される。
パリでオリヴィエ・メシアンとフライブルクでウォルフガング・フォートナーに付く。彼の重要な仕事に著書の「音響の迷路」の引用から複雑な現代音楽を透かしてみせる事だと言われている。すなわち楽譜そのものを複雑に書くのではなくて、単純に書いても複雑に聞こえる言われる「シュトットガルト様式」の創始者と言われている。言い換えればむやみに効果の無い手法でやたらと楽譜を複雑化・絵としての視覚化しないと言う主張で、その考え方は後輩のヘルムート・ラッヘンマンに見事に引き継がれている。
作曲教授の退官後もシュトットガルトに残り、ディッター・クルツ指揮のヴィルテンベルギッシュ室内合唱団などと新作の合唱曲なども発表している。終生の代表作はオペラ「アポカリプテイカ」やオラトリオ「月に今日は」と作曲者は語るが、作品は電子音楽・室内楽・オペラ・管弦楽伴奏の声楽曲まである。
教師としては不親切といつも不評を買っていたが、定年まで「現代楽器法」を教え、アドリアーナ・ヘルツキーなどの逸材も出している。
著書
「ストラヴィンスキーへの書き物」 「音響世界」 他
その他の代表作
「鏡」, バレー 1960 「ロバが海岸を散歩してる」1961 「10の色たち」1985 「天国の柱」1986 他