ブライアン・プリーストマン

ブライアン・プリーストマン（Brian Priestman, 1927年2月6日 - 2014年4月18日）は、イギリスの指揮者。

バーミンガム出身。シッドコット・スクールでピアノ、フルート、ヴァイオリン、チェロと声楽を学ぶ。バーミンガム大学に進学し、地理学を専攻したが音楽への情熱を捨てがたく、程なく音楽学部に転入。1945年にクエーカー救援部隊に所属。1950年にはバーミンガム大学で音楽学の学士号を取得。1952年には同大学で音楽学の修士号を獲得し、ブリュッセル王立音楽院で指揮法を修め、ディプロマを獲得した。同年より1954年までヨークシャー交響楽団の補助指揮者を務め、1957年にはバーミンガムにオペラ・ダ・カメラとオーケストラ・ダ・カメラを旗揚げし、18世紀以前に作られたオペラの発掘と上演に力を注いだ。1960年から1963年まで王立シェイクスピア劇場の音楽監督を務め、1964年から1968年までエドモントン交響楽団を指揮。1968年から1969年までボルティモア交響楽団の常任指揮者、1970年から1978年までデンバー交響楽団の首席指揮者を務め、1973年から1976年までニュージーランド交響楽団の首席指揮者も兼任した。1980年から1986年までケープタウン大学の音楽学部長を務め、1986年から1992年までブリュッセルを本拠にフリーランスの指揮者として活動した。その後はカンザス大学のアーティスト・イン・レジデンスを務め、2002年に指揮活動から引退してフランスに移住した。

ブローズの自宅にて死去。