ディーター・シュネーベル
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ディーター・シュネーベル(Dieter・Schnebel、独)1930年3月14日シュヴァルツヴァルト生まれのドイツの作曲家・音楽教育家・牧師。
経歴
フライブルク音楽大学で音楽理論を学び、ダルムシュタット夏期講習会でレイポヴィッツ、クレシェネック、シェルヒェン、ノーノ、ブーレーズ、ヘンツェ、シュトックハウゼンらの影響を受ける。その後チュービンゲン大学で神学と哲学・音楽学を学ぶ。直後から作曲活動を行ったが、大学卒業後にカイザースラウテルンで牧師の仕事に入り、結婚し]2人の子供を儲けている。1970年に再婚しミュンヘンで音楽教師を務める。その後牧師活動をやめ1976年からベルリン芸術大学の実験音楽と音楽学の教授に就任、以降定年の1995年まで勤める。
作風
ケージとシュトックハウゼンの語法を正統的に変形した作品といわれ、その乾いた表現はユーモアさえ帯びているが、シュトットガルトのスコラカントゥルムが委嘱した無伴奏合唱曲「AMN」の探究心は只者ではなく、当時の最大の優れた合唱曲の一つに数えられている。教育用作品が多いため余り深刻でどろどろした表現が少ないのも特徴である。
主要作品
マウルヴェルケ、交響曲X(エックス)、パン、グロッソッラリー61、声のために(dt31,6、AMN、!MadrashaII)、「Mono」(本)、メタモルフォーゼン・デス・オヴィド、モデレなど。
参考文献:ショット者の出版カタログ