ココア
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この項目では、ココアについて説明しています。その他の用法については「ココア (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
ココア(Cocoa、英語ではコゥコゥと発音する テンプレート:Audio)は、カカオの種子(カカオ豆)を発酵させた後、種皮と胚芽を取り除いてすりつぶしたもの(カカオマス)に湯や砂糖、牛乳などを加えた飲料で、温かいココアはホット・チョコレートとも呼ばれる。メキシコ・ヨーロッパなどで愛飲される。夏季には冷たく冷やして供されることもある(アイス・ココア)。
「カカオ」は植物名、またはココアを用いた食品の原材料名として用いられ、「ココア」は食品名として用いられる。
ココア・ブーム
チョコレート・ココア国際栄養シンポジウムなどで健康効果についての学術発表がなされ、それをもとにみのもんたが司会をしている日本テレビの番組「おもいッきりテレビ」で、ココアはポリフェノールを含む健康飲料であり、ピュアココア(後述)に入っているリグニン(食物繊維の一種)が腸管の掃除に役立つ(朝に飲むと効果的)として紹介され、この事から一時社会現象にまでなり、スーパー等小売店では関連商品の売切れ及び品薄が相次いだ(健康ブームを参照)。
用語集
- ココアバター
- カカオ豆に 40 ~ 50 %(カカオマスでは約 55 %)含まれている脂肪分。チョコレートはカカオマスに砂糖・ココアバターなどを加えたもの。
- ココアパウダー
- カカオマスをある程度脱脂した後、粉末にしたもの。約 300 粒のカカオ豆からおよそ 1 kg のココアパウダーが取れる。
- ピュアココア
- ココアバターを絞った後のカカオ豆を粉末にしたもの。ピュアと言っても、ココアバター含有量は22~24%残っている(明治製菓やVan Houtenなどの製品包装による)。
- カカオマス
- カカオ豆の皮と胚芽を除いてすりつぶしたもの。
- カカオ色素 (Cacao colour)
- フラボノイドの一種で、ココア色素とも言う。
成分
関連項目
参考文献
- 『チョコレートの科学』峰屋巖、ISBN 4061329405、1992年
- 『チョコレートの本』晶文社、ISBN 4794928815、1998年
外部リンク
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