クラウス・シルデ

クラウス・シルデ（Klaus Schilde, 1926年9月12日 - 2020年12月11日）は、ドイツのピアノ奏者。

ドレスデン出身。地元でヴァルター・エンゲルにコダーイ・メソッドの指導を受けてピアノ、ヴァイオリンと作曲を学んだ。エンゲルの死後はハインツ・ザウアーにピアノを師事。第二次世界大戦の影響で兵役に就いたが、戦後はライプツィヒに移り、1949年までライプツィヒ音楽院のフーゴ・シュトイラーの許でピアノの腕を磨いた。1947年のヴァイマルに於けるフランツ・リスト・コンクール及び、1948年のカール・マリア・フォン・ヴェーバー・コンクールのそれぞれで優勝。演奏活動は1947年から始めたが、1952年にはザールブリュッケン音楽院でヴァルター・ギーゼキングに師事し、ルツェルンでエトヴィン・フィッシャーのレッスンも受講した。1953年から1958年までパリに留学し、マルグリット・ロン、リュセット・デカーヴやナディア・ブーランジェ等の薫陶を受けた。1957年のロン＝ティボー国際音楽コンクールのピアノ部門で３位入賞。1958年から1976年までデトモルト音楽大学、1975年から1980年までベルリン芸術学校、1980年から1994年までミュンヘン音楽大学のそれぞれで教鞭を執り、1988年から1991年までミュンヘン音楽大学の学長を務めた。1994年から1999年まで東京藝術大学の客員教授を務める。

ミュンヘンにて死去。