毛勝三山

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毛勝三山(けかちさんざん)は、富山県魚津市黒部市の間にある山岳群である。北アルプス立山連峰の北に連なり、毛勝山・釜谷山・猫又山で構成。この三山は、片貝川の源流でもある。なお、登山道は開かれていない。高山植物ハイマツなどの植物も多い。

毛勝山(けかちやま、けかつやま)

毛勝三山で最も有名な山。標高2414.4m。日本二百名山
最初に登山した田部重治が、「木の多い山」という意味で「木勝山」と付けられたのが、後になまって「けかつ」となったのが山名の由来である。後に「けかち」と呼ぶことが多くなった。
なお、この山の標高1400~1500m地点にある万年雪(高さは6~10m)は、海から20km地点に存在するのは国内で唯一であり、世界でも珍しいとされている。この万年雪は夏まで残る。

釜谷山(かまたんやま)

毛勝三山で最も標高が高い。標高2415m。魚津市の最高峰でもある。

猫又山(ねこまたやま)

標高2378m。片貝川の実質的な源流。

登山道

毛勝山へは、従来は、片貝東又発電所近くから阿部木谷へ入り、毛勝谷を残雪期のみしか登ることができないとされてきた。近年、無積雪期でも登れるように西北尾根からのコースが藪刈りされているが、正式の登山道としては認知されていない。当然途中に山小屋もない。行程は長く、標高差も1700mあるため、入山はトレーニングを積んだ上級者に限られる。

猫又山へは、ブナクラ谷を遡り、ブナクラ峠から尾根を急登する登山道がある。猫又山から釜谷山へ縦走する登山道はない。

外部リンク

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