Solid Snake
ソリッド・スネーク(Solid Snake)とは、ある伝説の兵士である。彼は主にアメリカ政府によって雇われ、極めて奇妙な能力といんちきっぽい名前を持つ敵を倒し、核搭載兵器を破壊することをその責務とする。彼には遺伝子配列が全く同一である兄弟が二人存在する。一人はリキッド・スネーク(Liquid Snake)で、彼とあらゆる点で同一であるが、ただ邪悪であるという点で異なっている。もう一人はソリダス・スネーク(Solidus Snake)で彼もまた同様であるが、邪悪である点とステロイドを服用する点で異なっている。この三人が何故これほど貧相な名前を持つのか説明できるものはいない。ソリダスに至っては、ソリッドの末尾に二文字追加されただけである。もしあなたがスネークを倒そうと思うなら、彼の得手/不得手を把握するべきである。以下に詳細を述べる。
※この項目にはソリッド・スネークとは違う人についての記述が多数含まれている気がしないではないが、
あまり小さなことは気にしてはいけない。
目次
能力
運搬能力の高さ
彼は約17トンもの装備を持ち運びできる。護送隊はおろかバックパックすら必要とせず、ポケットの膨らみすら見られない。以下に示すものを同時に軽々と携帯する。
- ナイフ
- 45口径の拳銃、麻酔銃
- AK-47、PSG-1及びショットガン各種。(PSG-1は8キロ以上あります。)
- 各種弾薬及びミサイル弾頭
- レーション及び食用の動物
- グレネード各種
- 煙草、地雷探知機、暗視ゴーグル、サーマル・ゴーグル、双眼鏡、トーチ及びクレイモア地雷
- 各種カモフラージュ用ユニフォーム及び化粧道具
- ダンボール
時を止め、無線通信を始める
彼と戦闘になったとしよう。彼に向けて銃を発射する。その際銃弾が空中で停止し、スネークが屈んで耳に無線機をあて、あなたの倒し方について 仲間にアドバイスを求め始めても、驚いてはいけない。しかしそう心配する必要はないかもしれない。おそらく心優しいメディックが「大アマゾンの半魚人」という映画を見たかどうか彼に尋ね、スネークが当意即妙の返答をして無線を解除した後、先の銃弾がヒットすることだろう。
銃創をものともしない
スネークは少なくとも一万回は撃たれている。たとえ至近距離でショットガンを撃ち込まれたとしても、すぐに立ち上がるだろう。彼を倒したいなら、数秒の間に数千発の銃弾を浴びせるしかない。あるいは崖の近くに誘い込み、勝手に落ちるのを待つのも効果的である。銃弾を食らったとき、スネークは仮死薬を使って死んだふりをすることがある。彼がやられたのかどうか確かめたいなら、彼の無線機に耳を傾けよう。彼が本当に憂き世から解放されたのなら、誰かが「スネーク!? スネェェェエエエエエーーーーク!!」と叫ぶのが聞こえてくるだろう。
弱点
前方が見えない
スネークは自分の進行方向が見えていないことで有名である。例えば、スネークがあなたの方に向かって来て銃を構えると、突然回れ右をし、壁を狙っているということがある。彼のクイック・ドローから逃れるには、間抜けっぽく「ん?」と声を出した後、無線機を取り出し「敵がいる!」と叫びながら障害物の後ろに隠れ、静かに頭を突き出そう。
残念なカモフラージュ
逃走時、スネークはどこからかダンボールを取り出し、体育座りをして頭からそれを被ることがある。もしあなたが彼を追跡していていても、この時点で彼を見失うだろう。そこにあるのは、不可解に置かれているただのダンボールである。惑わされてはいけない! 空のダンボールに見えるかもしれないが、中にはソリッド・スネークがいるのである。あなたは「ん?」と声を出し、慎重にダンボールに接近し、それを蹴りたい衝動に駆られるだろう。しかしそのまま箱を撃った方が賢明である。
また、スネークが科学者の白衣を着てメガネを掛けると、みな彼を科学者であると勘違いしてしまう。彼は、ランボーっぽいバンダナが科学者の服装にふさわしくないとは思っていないようだ。また、研究所に配属されている科学者がそれほど多くないし、みんな顔が似ていることにも気づかないらしい。このように、研究所内でスネークを見つけるのは簡単である。もし彼を見つけたら、30秒間彼の顔をしげしげ見つめてから「おい! お前は誰だ!」と叫ぶ・・・のではなくさっさと撃ってしまった方が得策である。
虚弱な肺
スネークは煙草の愛好者である。しかし、一度に二・三本程しか耐えることができない。二分以上吸うと死んでしまうらしい。前述のようにスネークを伝統的な方法で倒すのは困難であるため、マルボロ・ライトを一パック放り投げた方が効果的かもしれない。数発の弾丸やスティンガー・ミサイルではびくともしないのだから。
~ 煙草 について、オスカー・ワイルド
普通の煙草ではスネークの耐性がこれほど低いことに説明がつかないため、彼は体を鍛えるために純粋な毒あるいはラジウムのタブレットを服用しているのだと結論付けた科学者もいる。
異常な量のカロリーを必要とする
わずかな時間の内に、スネークはヘビ、ウサギ、突然変異のワニやその他かぶりつけるものを何でも食べてしまう。恒常的にカロリーを摂取しなければ、彼は病人のようにガタガタ震え始め、物の数分で死んでしまうと言う。
対処方法としては、ネズミ対策を念頭において欲しい。食べ物を放置してはいけない。どんな理由があろうと、レーションを八角形の容器にいれ、その下にマグネットを仕込んで床からちょっと浮かし、それを時計回りに回転させ、それを何十個もその辺に放置したりしては絶対にいけない。このようなことをしてしまうと、彼に必要なサブスタンスやらサブシスタンスやらを与えてしまうことになるだろう。