性感帯
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性感帯(せいかんたい)とは、身体のうち、刺激を与える事によって性的な快感を得やすい部分を指す。性感帯は男女を問わず個人差があるが、粘膜が体外に出ている部分と、静脈が皮膚に近いところにある部分は性感帯であることが多い。
女性の場合、乳首やクリトリス、肛門、膣、Gスポットなどのほか、わきの下・ひざ裏・足指の股、唇や上あごの裏、首筋、会陰、口内、背中、腰なども有効な性感帯である。最近ではポルチオと呼ばれる性感帯が見つかっている。
男性では亀頭や陰嚢、肛門(前立腺)、会陰、乳首が代表的。また、陰茎でも弱い快感が得られる。このうち、肛門や乳首で快感を得られるようになるためには、数回、性行為のたびにパートナーから刺激を受けていくことで徐々に快感を得られるようになる。肛門が開発(性的に敏感になるようにする事)されると乳首も性感帯になるという者もいるが一概には言えない。亀頭の場合、得に尿道口やカリが敏感。また、陰茎も含め、裏側(通常下を向いている)の方が敏感になる。さらに、根元より亀頭に近い方が敏感である。
男女いずれも、あまり心地よく感じない部分でも慣れや新しい刺激によって感度が鋭くなり、性感帯になる事はある。
又、性感帯ではないが、男性が性的な興奮を覚える場所として視覚と聴覚が挙げられる。視覚からは自分好みの女性の裸やそれに近い姿、下着に興奮を覚える。聴覚からは女性の喘ぎ声、性交時に発せられる音などから興奮を覚える。それに関連して、性交時に男性が声を出す事は少ない。これは、女性の性行為が横隔膜の振動と不可分であるのに対し、男性は聴覚から得られる卑猥な音を聞き取ろうとして声を抑えるためと言われている。無論、強い快感を得た時に我慢出来ずに発声する事はある。