共和汚職事件
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共和汚職事件(きょうわおしょくじけん)とは1991年に発覚した汚職事件。
概要
1991年7月、東京地検特捜部は大手商社「丸紅」と鉄骨加工メーカー「共和」(1990年11月倒産)による鉄骨資材の架空取引事件を摘発。詐欺罪などで逮捕した共和の副社長の供述や押収資料の中から巨額の使途不明金があり、捜査過程において阿部文男元北海道開発庁長官との密接な関係が浮かび上がった。1992年1月13日に9000万円の供与を受けた受託収賄罪の疑いで阿部元長官を逮捕。
共和から政界には安部の他に5億円近くが流れていた。共和との関係を指摘された政治家は10人近くにも及び、阿部の所属派閥である宏池会(宮沢派)の議員が多く、塩崎潤が証人喚問をされ、鈴木善幸元首相が参考人招致をされた。
2000年3月、阿部元長官に対して懲役3年(追徴金9000万円)の実刑が確定した(病気入院していたため刑の執行が停止され、収監はされなかった)。