七条警察署襲撃事件
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七条警察署襲撃事件(しちじょうけいさつしょしゅうげきじけん)とは、1946年(昭和21年)1月24日に京都府京都市で発生した襲撃事件。
事件の概要
1946年1月18日、京都府七条警察署は、ヤミ米買出しをしていた朝鮮人を物価統制令違反として現行犯逮捕した。連行途中、犯人は隙を見て逃走、在日本朝鮮人連盟の支部に逃げ込んだ。警察は引渡しを要求したが朝連側は拒否した。
1月24日、朝鮮人40人が七条警察署に押しかけ、署長に抗議した。また、終戦直後より朝鮮人と対立していた的屋・博徒は、「不良在日外国人、七条署に押しかける」の報に接し、急遽500人が警察の応援に駆けつけた。
そして、署長が朝鮮人に手錠をかけられようとしたとき、署員とともに的屋・博徒も署長室になだれ込み、朝鮮人を実力で排除した。
朝鮮人は反撃のために約700人を集結させ、京都駅前で的屋・博徒と大乱闘になった。
警察はMPの出動を要請し、MPが駆けつけたことで漸く沈静化した。
この事件で、日本人1人、朝鮮人数人が死亡、負傷者多数にのぼった。
参考文献
- 『京都府警察史 第3巻』(京都府警察史編集委員会編、1980年)