会津破蔵事件

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会津破蔵事件(あいづはぞうじけん)とは、昭和23年(1948年)春頃より会津地方を股に掛けた朝鮮人窃盗団による連続窃盗事件である。

事件の概要

1948年春頃より、会津地方で土蔵破りによる窃盗事件が多発していた。国家地方警察福島県本部では、若松地区警察署に捜査本部を設置し、周辺の各地区警察署とともに合同捜査を進めていた。

1949年10月、窃盗団の一人が警察に逮捕されたことがきっかけで、窃盗団の全貌が明らかとなった。窃盗団は3人組の朝鮮人で、何れも窃盗の前科を持つ常習犯であった。いつしか3人は合同で土蔵破りを行うようになった。容疑が固まったものだけでも窃盗罪16件、被害総額87万円にのぼる犯行が明らかになった。盗品は既に売却され、遊興費に使われたという。

参考文献

  • 福島県犯罪史(第4巻)』(福島県警察本部 1968年)

関連項目