サンドブラスト
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サンドブラスト(サンド・ブラスト)とは、ショット・ブラストの一種で、表面に砂などの研磨材を吹き付ける加工法のことである。工業的技術。19世紀、船舶用の錆び取り用の工業向けにアメリカで開発された。
主に、コンプレッサーによる圧縮空気に研磨剤を混ぜて吹き付けるが、細かい部品を加工する際には、より大量の研磨剤を効率よく吹き付けるためにサンドブラスターという作業箱の中で加工する。
錆び取り・塗装剥がし・下地処理のほか、近年では、回路・IC・電子・電気等の部品・配船加工などで使われる。また、鋳物や陶磁器、ガラス工芸品などの装飾や彫刻を施す為にも用いられる。
大型加工では、古いオートバイのエンジンブロックを丸ごとサンドブラストに掛け、新車当時の輝きを取り戻すサービスを提供する業者も存在する。
ガラス工芸としては、表面彫刻・加飾の方法や加工後の擦りガラス状態等が、化学腐食のエッチングに似ていることから、20世紀になって用いられだした。 文字や絵柄を残したい部分のみマスキングを外し(もしくは掛け)、サンドブラストを行なうと、対象部分がすりガラスとなって残る。記念品等の名入れ等でも利用される。
ガラスエッチングと表記される事も多いが、本来のガラスエッチング・エッチングガラスとは全くの別工法である。しかし、現在ではサンドブラスト後に腐食、もしくはコーティング剤を施す加工がエッチングガラスとして一般的である。