フィクサー
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フィクサー(英:fixer)は、例えば、物事を決定する際に、通常は関係する人間や団体の意向(広くは世論)を踏まえたうえで事を進めていくが、そこへ恣意的に内容や順序を変更したり新たな条件を発生させるなどの、介入する手段を持っている人物を指す。往々にしてその手段は公正でない場合がある。理想と現実の間で複雑化する人間関係や利害関係を円滑にすすめる役割を果たす場合もある。
労働組合や無産政党の活発な「政治の季節」に存在したが、膨大な流動資金が世界の状況を一日で変化させる1980年代以降の市場原理主義では存在せず、自ら呼称するとしても、限定された範囲で金融市場の旗振り役や調停人の役割を果たすだけの、客観的に卑小な存在である。
アメリカでは悪徳弁護士もフィクサーと呼ばれている。アメリカの弁護士をフィクサーと呼ぶのは、裁判の始まる前に自分の陣営に不利となる証拠と証人を裁判から外す手段 (skill) を知っている事から指す(fixとは物事を意図的にarrangeする意味がある)。相手の手札を察知されないようにして抜き取り、クズの札を混ぜておくため、結果として敗北を嫌う相手が訴訟を降りて裁判が消滅することも珍しくない。
政治の黒幕としては作家の室伏哲郎による『日本の黒幕』が幾つかの例を紹介している。