ミューズ (薬用石鹸)
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ミューズは薬用石鹸のブランド名である。2024年12月現在の製造販売元は共にレキットベンキーザー・ジャパンであるが、事業譲渡などの理由により製造販売元と発売元がともに過去に何度か変更されている。
概要
ミューズは日本初の薬用石鹸で除菌&殺菌・消毒に効果がある。
固形石鹸、液体石鹸の色はオレンジ色であり、ミューズの「手洗いソング」の歌詞でもこのことが言及されている。なお、この「手洗いソング」は2000年代に作曲されたものであり、CMでも使用されている。
パッケージの色は赤色が基調となっている。また、パッケージは何度か変更されており、現在のパッケージは2001年に制定されたものである。
現在、発売されている製品
- 固形石鹸ミューズ
- 液体ミューズ
- キッチンミューズ
- ミューズ どこでもウェットクロス
- 「どこでもウェットクロス」以外の製品は医薬部外品に指定されている。
歴史
- 1953年 - 日本初の薬用固形石鹸として、旧ミツワ石鹸から発売。
- 1969年 - 旧ミツワ石鹸、第一工業製薬、旭電化工業(現・ADEKA)の3社の家庭用日用品・石鹸・洗剤の販売事業を統合して日本サンホームを設立。同社からの販売へ移行。
- 1972年 - 旧ミツワ石鹸が米国ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー (P&G) との資本・業務提携に反対して日本サンホームを離脱。再び旧ミツワ石鹸からの販売に戻る。
- 1975年 - 旧ミツワ石鹸が経営破綻。かつて日本サンホームに出資していたことからプロクター・アンド・ギャンブル・サンホーム(旧日本サンホーム)が旧ミツワ石鹸の事業を承継。これによりミューズの製造元はP&Gに変更。
- このような経緯から、P&Gが薬用石鹸に「ミューズ」ブランドを使用しているのは日本だけであった。
- 1984年 - 殺菌剤の大幅増量、パッケージをリニューアル。
- 1987年 - 液体ミューズ発売(発売当時は箱入りで固形のミューズを模したボトルに入っていた)。
- 1989年 - 液体ミューズ改良新発売(箱をなくし、これ以降、ラベルの付いたパッケージとなった。また保湿剤の配合比率を変更した)。
- 1994年 - 液体ミューズ詰め替えパック発売。
- 2001年 - 全商品のパッケージをリニューアル。
- 2002年 - どこでもウェットクロス10枚入パック発売。
- 2003年 - どこでもウェットクロス30枚入パック、40枚入パック発売。
- 2004年 - キッチンミューズ発売。
- 2007年11月28日 - P&Gがグローバル事業の戦略上、ミューズの事業を売却することが適当であると判断し、それの売却を検討している事を発表。[1]
- 2008年4月16日 - P&Gがレキットベンキーザー・ジャパンに『ミューズ』の事業全般を譲渡[2]。
- ただし、事業譲渡後もしばらくはP&Gが生産、販売を受託して営業活動を継続していた。
- 2008年9月1日 - 発売委託先がレキットベンキーザー・ジャパンの発売提携先であるアース製薬に変更[3]。
脚注
- ↑ P&Gが日本における薬用せっけんブランド「ミューズ」の売却を検討 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン 2007年11月28日。
- ↑ P&G薬用石鹸ブランド「ミューズ」事業をレキットベンキーザー・ジャパン株式会社へ譲渡 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン 2008年4月16日。
- ↑ http://www.musejapan.jp/company/project.html