家事
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家事(かじ)とは、家庭に関することがらのことをいう。主に次の2つの意味で用いられる。
- 家庭に関する紛争、審判手続など。家事審判法に定められた事件、家庭裁判所で取り扱う事件。離婚、養子縁組、離縁、扶養、相続、成年後見などが、家庭裁判所で扱う家事事件の対象である。詳しくは家事審判法もしくは家庭裁判所を参照。
- 掃除、洗濯、炊事などの、家庭における日常生活の運営のための業務のこと。本項目で解説する。
家事(かじ)は、掃除、洗濯、炊事、買物などの、家庭における日常生活の運営のための業務のことである。
日常的な生活が円滑に推移していくための基本的な用事(掃除・洗濯・炊事・買物)、及びそれをこなしていくことをいう。企業における総務・経理の仕事になぞらえられる。多くの場合、主婦の仕事とみなされることが多い。ただし最近では、妻の収入が夫の収入を上回ることを理由に、家庭の主夫としての道を選択する男性が僅かながら存在する(有配偶既婚男性0.1%未満要出典)ことから、「かならずしも主婦の仕事とは限らなくなった」と考える人もいる。英語の表現でも、家事を担当する人を性別に関わらないホームメイカー(home maker)といった表現を採るケースがある。
伝統的な家事といわれるものは、料理、掃除、洗濯、買物であるが、家計や貯蓄、保険から、育児、高齢者のケア、家族メンバーの健康や栄養管理、庭や花壇の手入れから、親戚の冠婚葬祭のつきあい、資産運用、と多様化しつつあり、こうした分野を総合して、大学などでは「生活科学」といったコースが設けられるようになった。
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