天気

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天気(てんき)は、ある場所における、ある時刻もしくは一定の期間の、地表に影響をもたらす大気の状態である。

国際的には96種類[1]が定められているが、日本の気象庁では以下の15種類を用いている[2]

天気名 記号 定義
快晴 20px 空全体に対して、雲の占める面積が2割未満の状態。
晴れ 20px 空全体に対して、雲の占める面積が2割以上9割未満の状態。
薄曇 - 雲の占める面積が9割以上で、巻雲、巻積雲または巻層雲が多い状態。
曇り 20px 雲の占める面積が9割以上の、上記以外の状態。
煙霧 20px 黄砂・煙または降灰があって、視程が1km未満になっているか、全天がおおわれている状態。
砂じんあらし(砂塵嵐) 20px 砂じんあらしのため、視程が1km未満になっている状態。
地ふぶき(地吹雪) 20px 地ふぶきのため、視程が1km未満になっている状態。
20px 霧または氷霧のため、視程が1km未満になっている状態。
霧雨 20px 直径0.5mm未満の細かい水滴だけが降っている状態。
20px 直径0.5mm以上の水滴が降っている状態。
みぞれ(霙) - 雨と雪が混ざった降水の状態。
20px 結晶状態の氷滴が降っている状態。
(あられ) - 直径5mm未満の氷滴が降っている状態。
ひょう(雹) - 直径5mm以上の氷滴が降っている状態。
20px 過去10分以内に、雷電または雷鳴があった状態。

これらの定義は、大気の異なる様相を捕らえているため、晴れているにもかかわらず雨が降っているという状態などが起こりうる。この場合、上記一覧のより後ろの種類を採用する。

また、日本式天気記号は気象庁が観測する天気とは別個に存在しており、こちらは21種類である。含まれる天気の種類についても異同がある[3]

「天候」とは、「天気」と気候との中間的概念とされるが、ある程度の広さのある地方や、そこの季節も含めた場合については、ほぼ「天気」と同様の用いられ方をすることも多い。

天候と健康

立正大学地球環境科学部教授で日本生気象学会幹事の福岡義隆によれば、人間ひとりに対し空気の重さ16tが常時かかっているため、気圧が1ヘクトパスカル上下するだけで、人体はプレッシャーの変動を大きく受ける。これは深海に住んでいるのと同様の条件である。このため気圧の変化が常に人体を圧迫している。特に幼児や高齢者、病弱な人にはかなりのダメージを与える。天候が体に与えるプレッシャーは目に見えないものの、相当あると考えられる。気温の上昇に伴い血中濃度が高まり、脳血栓になりやすいというデータも存在する。医学的には充分な証明されていないが、病と気象との相関関係はすでに統計的に明らかになっている。福岡は2000年、小渕元総理大臣が脳梗塞で亡くなった原因の一つとして気象の急激な変化を上げている。小渕が倒れる前日から当日にかけ、5度から10度の気温の上下があり、かなりのストレスになったのではないかという。

関連項目

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