フェルムの真理

フェルムの真理とは小岩井賢治製作のストーリーである。

タイトルは世界規模で活動している謎の研究集団「フェルムの真理」から取っている。

ストーリー

主人公笠原優（かさはらゆう）は一人暮らしをする大学1年生。そんな彼女は突如魔法学校の少女山下未亜（やましたみあ）にキスされてしまう。

そのキスは「彼女との魔法契約」を意味しており、彼は魔法世界のごたごたに巻き込まれてしまうのである・・・。

フェルムの真理とは文字通りフェルムの真理について研究する組織である。

フェルムの真理と正道魔法協会は対立関係にある。フェルムの真理はフェルム追求派の中でも特にラディカルな組織である。そのため、フェルム封印派の正道魔法協会に対し敵意を示している。そもそも「魔導書籍第1325番」は正道魔法協会の所有物であるためそれを隠している。

これに対し、正道魔法協会は内部干渉として著しい反発を起こしている。

フェルムにおいては山下未亜本人もよくわかっていない。というか、山下自身はフェルムに対して興味ないようだ。

フェルムの真理の活動として、フェルムの研究の他には、代表的なものに人間精錬（human refining）がある。人間精錬とは人間の極致にまでポテンシャルを高めるもので、主な方法に感覚刺激による覚醒、優秀な人間の交配など、内容によっては非人道的と取られても仕方のない行為も行っている。

これに対しての反発というのも正道魔法協会との対立を深めているものであろう。

「魔導書籍第1325番」の解釈において万物の始祖であり、すべての概念を包括するものというものと考えられているが、実際のところは、魔法歴ですでに1223年が経過している現在もよくわかっていない。

なお、鉄分補給の薬とは一切関係ない。

以上にあるようにフェルムとは万物の始祖であり、すべての概念を包括するものとあることから、これについて解明できれば、万物の共通概念を手に入れることができると考えられているのである。するとあらゆるものに応用でき、魔法界に多大な発展を及ぼすと考えられる。

多くの研究者はこれによる利益を求めているので、次第に研究者は集まり、後に研究組織を設立した。それがフェルムの真理である。

正道魔法協会とは、魔法組織である。

魔法組織としては魔法界最古を誇る。魔法は忠実であれを標語に掲げ、原始的で、謙虚を特徴にする。

フェルムの真理とは逆ベクトルでラディカルな組織であるが、多くの人間は穏やかでありたいと欲している。

そのため、余計にフェルムの真理に敵意を示しているのだと思われる。

東洋魔法学校を設立し、そこで魔法師や魔導師を養成している。