アラン・シヴィル

アラン・シヴィル（Alan Civil, 1929年6月13日 - 1989年3月19日）は、イギリスのホルン奏者。

ノーザンプトン出身。９歳の頃からホルンを始め、15歳でイギリス陸軍のバンド・ボーイを務めた。その後、オーブリー・ブレインにホルンを学び、ドイツはハンブルクに留学してヴィリー・フォン・ステムのレッスンも受けた。1952年からロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団に参加してデニス・ブレインと首席奏者の座を分け合い、1955年からフィルハーモニア管弦楽団の次席ホルン奏者に転じた。1957年から首席ホルン奏者に昇格したが、1966年からはBBC交響楽団の首席ホルン奏者に転出し、ロンドン王立音楽大学でホルンを講じた。1974年から1981年まで国際ホルン協会の諮問委員を務め、1979年からイギリス・ホルン協会の会長を務めた。1985年にOBEを受勲。1988年に引退。

ロンドンのキングス・カレッジ病院にて肝不全と腎不全により死去。