シャノン・リー

シャノン・リー（Shannon Lee, 1992年6月30日 - ）は、カナダ出身のヴァイオリン奏者。

トロント出身。父親は香港出身、母親はモントリオール出身。両親はエンジニアであった。２歳で父親の仕事の都合で４歳の頃からアメリカのテキサス州に移住。４歳の頃からピアノを始めたが、手が小さかったため、ヴァイオリンに転向し、アン・グロシャンスとポール・ランデフェルドにスズキ・メソードでヴァイオリンを学ぶ。８歳からジャン・マーク・スローマンにヴァイオリンを師事。2005年にはダラス交響楽団と共演。2007年にはクリストフ・ペリックの指揮するニュルンベルク・フィルハーモニー管弦楽団と共演してヨーロッパ・デビュー。高等学校卒業後、2009年からコロンビア大学に進学してコンピューター・サイエンスを専攻したが、並行してデヴィッド・ナディアンのレッスンも受けた。大学を卒業後、2013年から2016年までカーティス音楽院に通い、アーノルド・スタインハートとアイダ・カヴァフィアンにヴァイオリンを学ぶ。2016年からバイシクル弦楽三重奏団を結成して演奏活動を行ったが、2018年からはクリーヴランド音楽院に行ってハイメ・ラレードのクラスに入り、再びスローマンの薫陶も受けた。2020年には音楽修士号を取得している。またコンクールへの出場にも意欲的で、2017年のバルトーク・ワールド・コンクールでは上位入賞を果たせなかったが、2018年にはインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで６位、ナウムバーグ国際ヴァイオリン・コンクールで２位にそれぞれ入賞。2019年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールで４位、仙台国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で２位に入賞。2022年には上海アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクールに出場し２万ドルの奨学金を獲得した。