バルバラ・シュリック

バルバラ・シュリック（Barbara Schlick, 1943年7月21日 - ）は、ドイツのソプラノ歌手。

ヴュルツブルク出身。８歳の時にヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの《魔笛》を聴いてオペラ歌手を志すようになった。1962年にアビトゥアを得てヴュルツブルク教育大学に進学したが、並行して1967年までヴュルツブルク音楽大学でヘンリエッテ・クリンク＝シュナイダーに声楽を学んだ。また1966年から1969年までアルゴイのヒンデラングでカール・ハフナー、1967年から1968年までヴィースバーデンでパウル・ローマン、1968年から1976年までエッセンでヒルデ・ヴェッセルマン、1978年から1982年までリヒテンベルクの音声研究所でギーゼラー・ローメルト、1996年から1999年までルドルフ・ピエルネイの各氏の指導を受けた。歌手として、1966年からアドルフ・シェルバウムのバロック・アンサンブルに参加して活動を始め、1972年にポール・ケンツ室内管弦楽団に帯同する形でアメリカへの演奏旅行を行って名声を得た。1997年以降、ケルン音楽大学で教鞭を執る。