木村産業研究所
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木村産業研究所(きむらさんぎょうけんきゅうしょ)は、青森県弘前市大字在府町の重要文化財建造物である。
昭和7年に地域産業振興を目的に建設された鉄筋コンクリート造二階建建造物である。設計はスイス人建築家ル・コルビュジエ建築事務所に勤務経験がある前川国男が担当した。白壁と水平に連続する窓が特徴的な均整のとれた外観で、バルコニー、ピロティ、曲面に張り出した外壁等が変化をつけている。内部はガラス窓が多用されて玄関ホールを吹き抜けにし、天井は赤く塗られる等温かみのある明るい開放的かつコントラストの強い空間が構成されている。モダニズム建築の概念を体現した日本人が日本に建てた最初期の建築として高く評価された。重要文化財に令和3年8月2日指定された。