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日蓮聖人発船地は、新潟県佐渡市真浦の市指定の史跡である。日蓮瀬とも呼ばれる。
鎌倉時代の人物で日蓮宗の宗祖である日蓮が赦免後、越後寺泊に向け出船した場所として書き残している海岸である。日蓮は文永8年(1271年)佐渡に遠流され、塚原や一の谷等で3年間を過ごし、文永11年(1274年)に赦免され佐渡を離れた。佐渡では法華経を広め、開目抄(江戸時代末期に身延山で焼失)、観心本尊抄(千葉の法華経寺に現存、国宝)等の著作を記している。現在、日蓮の出船を記念して、佐渡奉行勝勘兵衛が建立した碑文が残されている。