平城宮跡

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平城宮跡(へいじょうきゅうせき)は710年に藤原京から遷都されて作られた平城宮の跡地である。国の特別史跡になっており、さらに「古都奈良の文化財」として、世界文化遺産に1998年に登録された。

概要[編集]

元明天皇が律令制度にもとづく政治を行うため藤原京から遷都し、新たに唐(中国)の長安をモデルとした大規模な都を造成した。平城京は南北4.88キロメートル、東西4.3キロメートルで、長安の面積比では4分の1のサイズである。

平城宮[編集]

平城宮の位置は平城京の中央北端であり、政府の官庁であり、天皇が政務をとる宮殿があった。平城京の北側中央にあった大極殿正殿は復元して建築されている[1]

奈良文化財研究所(奈文研)が2021年6月30日に東院地区で大型建物跡を発見した[2]

平城宮のアクセス[編集]

  • 所在地:〒630-8012 奈良県奈良市二条大路南三丁目5番1号
  • 交通:近鉄 大和西大寺駅南口から徒歩で玉手門経由約20分/ぐるっとバスで近鉄大和西大寺駅南口から「朱雀門ひろば」停留所まで約10分。

国営平城宮跡歴史公園[編集]

平成20年度に国営公園「国営平城宮跡歴史公園」を造成開始し、2018年(平成30年)3月24日に開園した[3]

平城宮跡資料館[編集]

平城宮・京跡を分かりやすく解説する展示施設である。昭和45年(1970)に馬寮跡に作られた。奈良文化財研究所の最新の研究成果を展示公開する施設となっている。 官衙復原展示コーナー、宮殿復原展示コーナー、遺物展示コーナー、考古科学コーナー、模型展示コーナー、研究室コーナー、ミュージアムショップなどがある。

  • 入場料 無料
  • 休館日 月曜日
  • 開館時間 9:00~16:30(入場は16:00まで)
  • 所在地:〒630-8002 奈良県奈良市二条町2丁目9−1
  • 交通:近鉄大和西大寺駅北口を出て、道なりに東へ約10分。

参考文献[編集]