薬師寺
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薬師寺(やくしじ)は、奈良県奈良市にある法相宗の寺院である。
概要
680年(天武9年)に天武天皇が皇后鵜野讃良皇女(後の持統天皇)の病気平癒を祈って発願した。藤原京に薬師寺が造営され、697年に本尊の薬師如来が開眼された。 平城京への遷都により718年、右京六條二坊の現在地に移転した。719年、造薬師寺司に史生二人を置いた。730年、東塔を建てる。973年、食堂から出火し講堂・三面僧坊・回廊・経蔵・鐘楼・中門・南大門等を焼失した。1361年、地震により金堂・東西両塔が破損する。また中門・回廊・西院等が倒壊した。1445年、台風により金堂・南大門が倒壊した。 1528年、金堂・講堂・中門・西塔・僧坊等が兵火で焼失した。1873年、法相宗が廃され、真言宗に属した。 1880年、フェロノサが初めて薬師寺仏像の調査を行う。1886年、薬師寺法相宗に加入した。
文化財
国宝
名称 | 場所 | 区分 | 時代 | 特色 |
---|---|---|---|---|
薬師三尊像 | 金堂 | 仏像 | 白鳳時代 | 薬師寺創建当初より本尊 |
仏足石 | 大講堂 | 仏像 | 天平勝宝5年(753) | |
仏足跡歌碑 | 大講堂 | 歌碑 | 奈良時代 | 仏足跡賛歌や仏教道歌21首 |
薬師寺東塔 | 東塔 | 建築 | 奈良時代(730) 創建 | 平城京最古の建造物 |
東院堂 | 東院堂 | 建築 | 弘安8年(1285) | 正面7間、側面4間の入母屋造本瓦葺 |
聖観世音菩薩像 | 東院堂 | 仏像 | 白鳳時代 | |
薬師寺神功皇后像 | 休ヶ岡八幡宮 | 神像 | 平安時代 | 奈良国立博物館に寄託 |
薬師寺仲津姫命像 | 休ヶ岡八幡宮 | 神像 | 平安時代 | 奈良国立博物館に寄託 |
僧形八幡神 | 休ヶ岡八幡宮 | 神像 | 平安時代 | 奈良国立博物館に寄託 |