竹内師水
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竹内 師水(たけうち しすい)、本名・竹内 勝太郎は、大正期の宗教活動家。淘楽山人(とうらくさんじん)と号した。もと陶宮術の指導者・吉川一元の門人。1912年に吉川の淘話(竹内 1912 )を筆記・刊行し、秘密を漏洩したとして吉川に破門された。その後は「革新淘宮術教授」と称して自ら淘宮術の教授を始め、1913年5月から『処世活用 淘宮術伝習録』を毎月発行した(単行本:竹内 1914 )。[1]
西川 (1914 129)は、従来からの、入門者にしか伝授しない秘密主義の淘宮術の教えを固く守っている人にとって、入門者でなくとも独学での淘宮術の習得を可能にした竹内の事業は破天荒だった、と評している。竹内の下には、従来からの淘宮術の、入門・皆伝の手続きの煩瑣さや秘密主義に疑問を抱いていた人々が集まり、門弟は数百名に達したという[2]。また同書は、竹内の能文快弁なことは界隈でその右に出るものはいない、と評している。
著作物
- 竹内 (1912) 竹内師水(竹内勝太郎)(編)『一元先生の淘話 附 天源十二宮詳解』永楽堂、1912・大正元、NDLJP 949211
- ―― (1914) ――(編)『淘宮術伝習録』永楽堂、1914・大正3、初伝:NDLJP 951386 中伝:NDLJP 951387
付録
脚注
参考文献
- 西川 (1914) 西川光次郎『神道教祖伝 - 霊験奇瑞』永楽堂、大正3、NDLJP 908681