パシフィック・ウエスタン大学
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パシフィック・ウエスタン大学 (Pacific Western University) は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴに存在する通信制大学。本校は1977年に創立され、学士、修士の学位を経営管理学その他の分野において授与するとされているが、実際のところは学位授与機関としては認定されていない大学である。現在ではオレゴン州やミシガン州などで公的な使用が禁じられている学位の発行元の一つとして知られており、いわゆるディプロマミルのひとつとしてアメリカ合衆国内では認識されている。本校はハワイ州ホノルルにもキャンパスを有していたが、こちらは「アメリカン・パックウエスト国際大学」 (American Pacwest International University) と改称されたのち、現在は廃校[1]。なお、パシフィック・ウエスタン大学はアジア各地(東京、台北、香港、ハノイ)に拠点を有している。
日本における活動
本校は海外からも多数の学生(学位等の認定希望者)を集めており、前述のとおり東京にも拠点を設置している。本国同様、国内にも大学キャンパスに相当する施設は実質的に存在せず、学校教育法の枠外の無認可校である。種々の雑誌に「学外学位授与大学」として広告を掲載することで知名度を高めてきたが、博士号の取得には論文の提出と1万ドル程度の費用が必要だったという。本校東京拠点は2004年に実質的な活動を休止させた。
2005年、変死事件を起こした岐阜県恵那市の「次世紀ファーム研究所」代表が同大学が授与した名誉博士の肩書きを使用しており、注目を浴びることとなった。また、日本の大学教員においても本校が授与した「学位」を学歴に繰り入れている者が存在する
関連項目
外部リンク
- Pacific Western University
- American PacWest International University
- 美國西太平洋大學亞太區辦事處 (中国語)
- Pacific Western Universityのカリフォルニア州大学認定
- オレゴン州による非認定校リスト (英語)
- ミシガン州による非認定校リスト (英語)
- カリフォルニア州によるPWUの紹介 (英語)
- 健康本の世界
- ニセ学位問題 (米政府職員に大量の該当者)
- 汚染される日本の大学 (日本の大学教員にも)