上条春菜

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上条 春菜(かみじょう はるな)とは、『アイドルマスターシンデレラガールズ』の、眼鏡と猫ちゃんをこよなく愛する、純粋すぎる求道者(アイドル)。

概要

モバマスが世に出て間もない頃、上条春菜は複数人投入された眼鏡アイドルの1人に過ぎなかった。

セリフの端々に眼鏡に対する強いこだわりを感じさせるものの、服装はやや野暮ったく、髪型はごく普通のセミロング、特別スタイルが良いわけでもない…垢抜けず地味な印象はいなめなかった。

ところがモバマスというコンテンツが成長するつれ、、彼女の眼鏡へのこだわりは大きく膨れ上がり、遂には尋常の域から外れることになる。

ついたあだ名は「メガキチ」、「眼鏡さん」など…

いつしか個性豊かなアイドル達の中でも特に異彩を放つようになり、その狂気にも似た妄執は、彼女を唯一無二の、異端の存在へと押し上げるに至った。

当記事では上条春菜の益々の躍進を期待し、その歩みを綴りたいと思う。

また、眼鏡への執着心を推し量る指標として、メガフ率というものを添えたいと思う。 これは彼女がセリフの中で「眼鏡」とそれに準ずる単語を発言した回数を、セリフ数で割り、パーセント表記にしたものである (詳しくは該当記事参照)。

Nのメガフ率は28.6%である。28回あるセリフの中で8回も眼鏡と発言しているのだ。 異様に高い数字だと感じるかもしれないが、これでも彼女としては異様に低い数字なのである。

覚醒

2012年3月、第1回プロダクションマッチフェスバルが開催され、彼女はR[眼鏡マジック]上条春菜としてグループ内上位報酬Rアイドルになった。

モバマス史上初のフェス。その渦の中でプロデューサー達は返り血をエナドリで濯いでいた。戦いは混迷を極め、そして28日、上条春菜の一声が混沌の戦場に走った。

“まぁまぁ眼鏡どうぞ”

突如現れた「シンデレラガールズ劇場」という余興。劇中の彼女は何事にも例え難く、何者にも耐え難いシュールさをもってプロデューサーの脳幹を焼いた。あのSRアイドル櫻井桃華ちゃまに不意打ちで眼鏡をかけさせ、「あら…」と言わしめ、「ポワワ…」という擬音さえ従えさせたのである。この事件はプロデューサーに深い衝撃を与え、上条春菜の名を広く知らしめた。

公式に「強レア」と明言されていたR上条であったが、いざフタを空けてみるとその性能はなんとも微妙であった。イベントRとしては確かに強い。だが強レアと呼ばれるにはコスト比が低すぎた。 以降、彼女が初代を勤めたフェス報酬Rというこの枠は『強レア()』という微妙な呼び名で親しまれることになる。

このころから彼女のセリフの中に「眼鏡」が急増してくる。アイドル稼業に慣れて本来の自分をのびのびと表現できるようになったのだろうか、発言が以前よりも積極的に。前川みくと猫について語り合ったり、和久井留美に大きな猫のぬいぐるみを贈ったりと、好きな側面も目立ちはじめた。

[眼鏡マジック]のメガフ率が67.9%にまで跳ね上がったことから、眼鏡への分厚い信仰心が顕になったと時期と言える。