アンジェラ・ランズベリー

提供: Yourpedia
2018年12月16日 (日) 19:26時点におけるぴかごろー (トーク | 投稿記録)による版 (User:ピカゴロウ氏は僕のなりすましです。詳しくはツイッターで。)

移動: 案内検索

'''アンジェラ・ランズベリー'''('''Angela Brigit Lansbury'''、[[1925年]][[10月16日]] - )は、イギリス出身の[[女優]]。母も女優のモイナ・マクギル。息子のデヴィットとアンソニーの二人も俳優となった。舞台、TV、映画と幅広く活躍し格調高い台詞回しには定評がある。日本では、TVシリーズ『ジェシカおばさんの事件簿』の主演女優として人気となった。 == プロフィール == ロンドンに生まれる。貴族出身の血を引く女優の母を持ち、祖父はイギリス労働党の元党首ジョージ・ランズベリー、父のエドガーも政治家という名家に育つ。幼い頃から母親の影響でダンスや歌を習い始め、第二次大戦中、学校が閉鎖となった後は家庭教師のもと勉強を積み、ほどなくシェイクスピアの戯曲の舞台に立つなどして、女優を目指すようになった。 独英戦線が激化すると、一家はやむなくアメリカに移住。やがて西海岸カリフォルニアに拠を構えると、生計を立てるためナイトクラブなどで歌手としてステージをこなした。その後、生まれてはじめて出演した映画『ガス燈』で大役を得て映画俳優に転向し、いきなりアカデミー助演女優賞にノミネートされ一気に知名度があがった。翌年の映画『ドリアン・グレイの肖像』でも2年続けて同賞にノミネートされ、ゴールデングローブ助演女優賞を受賞、若干20歳にして映画界での地位を確実のものとした。 同じ頃、最初の夫で俳優のリチャード・クロムウェルと結婚。しかし長く続かず1年足らずで離婚。戦後、知人の紹介で英国人男性と再婚した。1950年代以降、映画での出演が着実に増えていったが、実年齢よりもかなり老けた役柄や、ヒロインを虐げるイメージのキャラクターが定着してしまったため、出演を控えるようになっていく。代って50年代後半から1960年代は専ら舞台を中心に数多く公演を行い、舞台『王様と私』が代表的演目となったほか、舞台『Mame』でトニー賞主演女優賞を授与されたのを皮切りに通算4度同賞を受賞した。映画出演も続けたが、年齢を重ねるごとに名脇役として作品に重きをなす存在感を示し、演技派として長く注目される。 一方で、1970年代後半よりTVドラマに多く主演するようになり、なかでも日本のお茶の間でおなじみの1984年から始まったミステリードラマ『[[ジェシカおばさんの事件簿]]』で主人公のミステリー作家ジェシカ・フレッチャーを好演、闊達で教養ある女探偵を楽しげに演じ新境地を開いた。この作品は12年も続く長寿シリーズとなり、放送終了後も単発のスペシャル版が不定期で製作されるなどし長く親しまれている。なお、この作品では4度にわたりエミー賞主演女優賞を受賞した。日本においては、NHKが放送権を取得し、放送に際しては[[森光子]]が主人公ジェシカ役の日本語吹き替えに抜擢され好評を得た。 その他の代表作に、やはり推理ミステリーの巨匠アガサ・クリスティー原作の『ナイル殺人事件』、『クリスタル殺人事件』で名探偵ミス・マープル役を好演、近年では『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』での不気味なアデレードおば様役が当たり役となった。また1990年代より、『美女と野獣』シリーズに代表される子供向けアニメーションでの声優としても活躍している。 ==主な作品== ===映画=== *ガス燈 ''Gaslight'' (1944年) *緑園の天使 ''National Velvet'' (1944年) *ドリアン・グレイの肖像 ''The Picture of Dorian Gray '' (1945年) *雲流れるるはてに ''Till the Clouds Roll By'' (1946) *愛の立候補宣言 ''State of the Union'' (1948) *赤きダニューブ ''The Red Danube'' (1949) *サムソンとデリラ ''Samson and Delilah'' (1949) *ダニー・ケイの黒いキツネ ''The Court Jester'' (1955) *長く熱い夜 ''The Long, Hot Summer'' (1956) *階段の上の暗闇 ''The Dark at the Top of the Stairs'' (1960) *バラ色の森 ''A Breath of Scandal'' (1960) *影なき狙撃者 ''The Manchurian Candidate'' (1962) *マリアンの友達 ''The World of Henry Orient'' (1964) *偉大な生涯の物語 ''The Greatest Story Ever Told'' (1965) *モール・フランダースの愛の冒険 ''The Amorous Adventures of Moll Flanders'' (1965) *ベッドかざりとほうき ''Bedknobs and Broomsticks'' (1971) *[[ナイル殺人事件]] ''Death on the Nile'' (1978) *[[レディ・バニッシュ/暗号を歌う女]] ''LADY VANISHES'' (1979) *[[クリスタル殺人事件]] ''The Mirror Crack''(1980) *ミセス・アン/殺しのシナリオ ''TALENT FOR MURDER'' (1983) *[[狼の血族]] ''The Company of Wolves'' (1984) *[[ジェシカおばさんの事件簿]]シリーズ (1984-1996) *フィービー・ケーツのレース ''LACE'' (1984) *運命の扉 ''RAGE OF ANGELS PART 2/RAGE OF ANGELS: THE STORY CONTINUES''(1986) *シュートダウン ''SHOOTDOWN'' (1988) *秋の旅路 ''A GREEN JOURNEY THE LOVE SHE SOUGHT LAST CHANCE FOR ROMANCE'' (1990) *ミセス・シークレット・エージェント/危険な国から愛を込めて ''The Unexpected Mrs. Pollifax'' (1998) *ジェシカおばさんの事件簿/ケルトの秘宝 ''Murder, She Wrote: The Celtic Riddle'' (2003) *ナニー・マクフィーの魔法のステッキ ''Nanny McPhee'' (2005) ===アニメ=== *[[美女と野獣]] ''Beauty and the Beast''(1991)-声の出演 *美女と野獣/ベルの素敵なプレゼント (1997) -声の出演 *美女と野獣/ベルのファンタジーワールド (1997) -声の出演 *アナスタシア ''Anastasia'' (1997) - 声の出演 *ファンタジア2000 (1999) -声の出演 *美女と野獣/ラージスクリーンフォーマット版 (2002) -声の出演 *Heidi 4 Paws (2008年) -声の出演 ===舞台=== *Hotel Paradiso (1957) *A Taste of Honey (1960-61) *Anyone Can Whistle (1964) *Mame (1966-68) *Dear World (1969) *Prettybelle (1971) *王様と私 ''The King and I'' (1978) *スウィニー・トッド ''Sweeney Todd'' (1979-80) *Deuce (2007) *Blithe Spirit (2009) {{DEFAULTSORT:らんすへりい あんしえら}} [[Category:1925年生]] [[Category:イングランドの俳優]] [[Category:大英帝国勲章]] [[Category:ロンドン出身の人物]]