ブットバース

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ブットバース」または「ブットバス」とは、日本のチーマーグループである。

概要[編集]

90年代初頭、一般人への暴力や恐喝、女性へのしつこいナンパや強姦など、凶悪化の一歩をたどるチーマーたちを「ぶっ飛ばす」ために、昭和49年世代の世田谷区・新宿区の番長格の不良少年が集まって結成された武闘派チーマーグループである。80年代末期に起こった暴走族「三軒茶屋愚連隊」と渋谷のチーマーの間に起こった「三茶抗争」により、結成メンバーの知人がチーマー側に襲われて怪我をしたことがチーム設立の直接的な要因となった。

「俺らは誰もケツには付けないし、付かない」を信条とし、喧嘩や揉め事の際はたとえヤクザが出張ってきた際も、誰にも頼らず全て現役メンバーだけで対処した。チーム結成当初、川名毅に「俺がケツ持ってやるから渋谷を仕切れ」と持ち掛けられるも断っている。

活動はチーム狩り・暴走族狩りがメインで、渋谷などの繁華街を中心にチーマーに片っ端から絡んだり、ワゴン車に分乗して不良のたまり場を巡回していた。凶器は使わない(相手が凶器を持っていた場合や大多数の場合は別だった)、囲み(多数で少数を囲み威嚇すること)をしないなど、喧嘩は正々堂々と行う。または相手がチーマーでも女連れの場合は自分から絡まないなど、初代リーダーが決めた約束事があった。

しかし、2代目・3代目の時代になるとむやみにメンバーを増やしてチームが肥大化し、パーティー券の押し付けや女連れにも絡んだりとチーマーと変わらなくなっていった。さらには3代目リーダーが敵対チームを潰した後にヤクザが出てきた際に、初代リーダーに泣きついたことに激怒。初代リーダーにより強制解散させられた。

活動期間はわずか数年程度だったが、数々の逸話から伝説的と称されるチームの一つである。後に初代メンバーが地元用賀の不良少年たちを集めて、後衛となるチーム「用賀喧嘩会」を立ち上げている。