ウニフェルザル出版社

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{{クラシック音楽}} '''ウニフェルザール出版社'''または'''ウニフェルザール・エディツィオーン'''([[ドイツ語]]:'''Universal Edition''')は、[[クラシック音楽]]関連の[[出版社]]である。[[日本]]では、[[英語]]風に'''ユニヴァーサル社'''とも呼ばれる。 [[1901年]]、[[ウィーン]]にて創業し、当初は[[オーストリア]]国内でクラシック音楽の楽譜や教育関連の書籍の出版を手がけていた。(この時期は、オーストリアの音楽市場は[[ライプツィヒ]]の企業によって占められていた。)後に規模を拡大させ、近代音楽、現代音楽の主要な出版社となった。 [[1904年]]、アイプル出版社と合併し、[[リヒャルト・シュトラウス]]や[[マックス・レーガー]]の多くの楽譜の出版権を手にした。さらに、この出版社を新音楽へと推し進めたのが、[[1907年]]から社長に就任した[[エミール・ヘルツカ]]である。ウニフェルザール社はヘルツカのもと、1908年には[[バルトーク・ベーラ|バルトーク]]や[[フレデリック・ディーリアス|ディーリアス]]を、1909年には[[グスタフ・マーラー|マーラー]]、[[アルノルト・シェーンベルク|シェーンベルク]]、1910年には[[アントン・ヴェーベルン|ヴェーベルン]]、[[アレクサンダー・ツェムリンスキー|ツェムリンスキー]]、1912年には[[カロル・シマノフスキ|シマノフスキ]]、1917年には[[レオシュ・ヤナーチェク|ヤナーチェク]]など、現代音楽の重要な作品の版権を次々と手に入れた。そのほか、シェーンベルクとの協力で、[[アルバン・ベルク|ベルク]]の作品も多く手がけた。 [[第二次世界大戦]]以後も前衛音楽指向は続き、[[ルチャーノ・ベリオ|ベリオ]]や[[ピエール・ブーレーズ|ブーレーズ]]、[[モートン・フェルドマン|フェルドマン]]、[[マウリツィオ・カーゲル|カーゲル]]、[[クルターグ・ジェルジ|クルターグ]]、[[ジェルジ・リゲティ|リゲティ]]、[[カールハインツ・シュトックハウゼン|シュトックハウゼン]]といった重要な作曲家の作品の出版を手がけた。 ウニフェルザル社は他にも歴史的な作品も手がけており、[[クラウディオ・モンテヴェルディ|モンテヴェルディ]]の全集などを出版した。また、1972年からは[[ショット・ミュージック|ショット社]]と共同で、[[ウィーン原典版]]を出版している。[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S.バッハ]]から[[ヨハネス・ブラームス|ブラームス]]までの独奏曲と二重奏から、後に[[パウル・ヒンデミット|ヒンデミット]]の''Ludus Tonalis''なども手がけた。 ==外部リンク== * [http://www.universaledition.com 公式サイト] [[Category:音楽に関する出版社|うにふえるさる]] [[Category:オーストリアの企業|うにふえるさる]] [[en:Universal Edition]] *[[wiki:ウニフェルザル出版社]]