朝日なつみ
朝日なつみとは、2011年8月10日愛知県一宮市にて丹羽雄治(니와 유지、45歳・韓国系帰化人)により強姦殺害された愛知淑徳大生である。
事件発覚
2011年8月11日午前4時45分ごろ、愛知県犬山市の県警犬山署に血の付いた刃物を持った男が訪れ「女性を殺した」と自首した。署員が同署駐車場に止めてあった男の軽乗用車の助手席で女性の遺体を発見。県警一宮署は同県一宮市時之島新田東、自称派遣社員、丹羽雄治(45)を殺人容疑で逮捕した。
容疑は10日午後3時ごろ、自宅で名古屋市西区に住む愛知淑徳大の女子学生朝日なつみさん(21)の首をナイフで刺して殺害した疑い。一宮署によると、丹羽は「騒がれ警察に行かれると思い殺した」と容疑を認めているという。
朝日なつみさんは名古屋市内の会社を通じて写真撮影の出張モデルとして、丹羽宅に派遣された。わいせつ行為をしようとしたが、抵抗されたため殺害した。女子学生は首や腹に刺し傷が数カ所あり、全裸でバスタオルがかぶせられていた。
丹羽は10日夜、家族に「死にたい」と告げて行方が分からなくなり、姉が丹羽の自宅を訪れたところ室内で血痕を見つけ、家族が家出人として届け出ていた。
事件詳細
モデルとして派遣された愛知淑徳大生の朝日なつみさん(21)=名古屋市西区=が愛知県一宮市時之島新田東、派遣社員、丹羽雄治(45)に殺害されたとされる事件で、丹羽がカイロプラクティック会社の撮影と偽り、朝日さんを派遣させていたことが、所属のモデル事務所「ヴィズミックモデルエージェンシー」(東京都)の名古屋事業部への取材でわかった。県警は丹羽が企業を装って朝日さんを派遣させ、わいせつ行為をしようとしたとみて調べている。
事務所によると、撮影で派遣されるのは雑誌や広告用として企業から依頼された場合に限られ、モデルが個人宅で撮影に応じることはないという。丹羽容疑者は8月初旬、自宅を所在地とする会社の代表を名乗り、事務所に電話で「カイロプラクティック店舗をつくる」とうそをつき、「フェースマッサージ用のメニュー表の写真を撮りたい」と依頼したという。新店舗の規模や形態に不審な点がないため事務所側はモデル5人ほどの写真が載った資料を丹羽容疑者側に郵送した。朝日さんが指名され、10日午後2時半にJR一宮駅前で落ち合い、車で自宅に向かったという。
朝日さんはインターネットにブログを掲載し、殺害されたとされる時間の1時間半ほど前、「お仕事行ってきます わくわく」と更新していた。
事務所によると、モデル業界ではモデルが1人で撮影現場に行ったり、電話や書類のやりとりだけでモデルを派遣したりするケースも少なくないという。名古屋事業部の香村知宏部長は「これまで派遣先でモデルがトラブルに巻き込まれたことはなかったが、リスク管理が至らなかったとしかいいようがなく申し訳ない」と話した。
犯人・丹羽雄治(45)
女子大生を殺害したと愛知県警に出頭、殺人容疑で逮捕された自称派遣社員丹羽雄治は、同県一宮市で一人暮らしをしていた。付近の人によると、近所付き合いは少なかったものの、テコンドー教室を開催しているような様子もあったという。
近所の女性によると、丹羽は父親を早くに亡くし、最近までは一軒家の自宅に母親と2人で暮らしていた。妹が2人おり、母親は現在は近くの妹の家に住んでいるという。
丹羽が住む家の入り口には「テコンドー協会 一宮支部」と大きく書かれた看板が掛けられており、3年ほど前には、市内の小学校の施設でテコンドー教室を開く旨の広告を新聞に掲載したこともあったという。
近所付き合いは少なく、近くの別の女性は「車で出掛けるのをたまに見る程度で、あいさつを交わしたこともない」と話した。
美人女子大生を毒牙にかけた男の素性
出張モデルの女子大生を、撮影と偽って自宅に呼び出し、ナイフで殺害した殺人容疑で、愛知県一宮市の派遣社員、丹羽雄治が愛知県警に逮捕された。自宅に来た女子大生に裸になるよう指示したが抵抗されたため、「カッとなって刺した」と容疑を認めているという。モデルとデリヘル嬢の区別もつかないこの男、実は以前から札付きの危険人物だった。
丹羽は、「愛知県テコンドー協会雲竜館道場一宮支部」の責任者を名乗っていたが、ここ数年、自宅兼道場に生徒が出入りする様子はなかった。近くで整体院も経営していたが、近隣住民にはほとんど知られていない。日中、外出する様子もないのに車を頻繁に乗り換えるなど不審がられていたが、その正体は救いようのない危険人物だった。
「1999年7月に、盗み目的で市内の民家に侵入し、住居侵入の現行犯で逮捕されています。その後、2001年9月には、整体院の事務員に応募した20代の主婦に、『小顔の新メニューを作る』などと目隠しし、診察台にうつぶせにして体を触った準強制わいせつ容疑で逮捕され、その後も公然わいせつや無銭飲食で警察の世話になりました」
こんな危険な男の自宅に、なぜ朝日さんは一人で派遣されてしまったのか。モデル業界関係者がこう話す。
「朝日さんが所属していたのは、東京に本社がある中堅事務所の名古屋支部。かつては有名女優が所属していたこともあるが、基本的には地元企業の広告モデルの仕事が大半です。約50人の若い女性のほか、男性やキッズ、シニアの登録者もいる。個人の派遣依頼に応じることはなく、丹羽容疑者は整体院かテコンドー道場の代表を名乗り、広告撮影と称して派遣を依頼したのでしょう」
事件当日の午後1時21分、朝日さんは自身のブログに、「あとちょっとまったりしてお仕事行ってきます●(=ハート) わくわく●(=ハート)」と書き残していた。
フジテレビの韓国への配慮
丹羽雄治の自宅には「愛知県テコンドー協会雲竜館道場一宮支部」の看板があったが、韓流ゴリ押し真っ最中のフジテレビだけは、看板にモザイクを入れ、テコンドーの表記を隠した。
被告に懲役27年判決(2012年10月)
愛知県一宮市で2011年8月、モデル事務所所属の名古屋市西区、大学3年生の朝日なつみさん(21)を殺害したとして、殺人や強制わいせつ未遂罪などに問われた一宮市、元派遣社員・丹羽雄治被告(47)の裁判員裁判の判決が10月15日、名古屋地裁であった。
入江猛裁判長は「ひもで縛られ、抵抗できない被害者を殺害した冷酷で悪質な犯行」と述べ、懲役27年(求刑・無期懲役)を言い渡した。
判決によると、丹羽被告は2011年8月10日午後3時頃、わいせつな行為をしようと自宅でなつみさんの両手首をひもで縛ったところ、なつみさんが抵抗したためナイフで首を刺して殺害。その後、遺体を岐阜県多治見市内の山林に運び、遺棄した。死体損壊罪も適用されたため遺体を切断したという指摘がなされている。