赤ちゃんともち

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赤ちゃんともち(あかちゃんともち)は、ISDロジックを子育てや教育の分野に合わせて体系化した、実用ノウハウ。生年月日をもとに子どもの個性を60種類の組み合わせキャラにたとえて分析する。

概要[編集]

人材教育に活用されてきたISD個性心理学をベースに、2006年、服部磨早人(はっとりまさと)が考案した。東洋哲学の陰陽五行をもとに、6の赤ちゃんと10のもちに分け、その組みあわせの60分類で人間の性格(個性と才能)を分析するという手法を取る。1999年頃に一大ブームとなった動物占いの進化版・子ども版として注目を浴びている。
生後まもなくから成長過程にある子どもは言語による表現が未発達なため、話の理解が不十分であったり感情を上手く伝えることが難しい。しかしそれは「親の言うことを聞かない」のではなく、理解できない言葉や理解できないタイミングで話しているから。
大人(保護者・教育者)が子どもの「個性」と「才能」を分かった上で、本人の心に響く言葉と最適なタイミングで伝えていくことが大切である。そのための手助けとなるツールとして位置付けられているのが「赤ちゃんともち」である。
幼児教室、英語教室、PTAなど多くの教育現場において導入され、「親のストレスが減った」「家族のコミュニケーションが良くなった」という評価を得ている。

個性がわかる6人の赤ちゃん[編集]

「独特の世界があって扱いが難しい」「何回言い聞かせてもダメ」「いくつになっても甘えてくるのはどうして?」「試すようなことを言って大人を困らせてばかり」といった子どもとのコミュニケーションに悩む時には、「赤ちゃん」が手がかりになる。

6人の赤ちゃんが表すものは、子どもの個性。「周りの子と何かが違う」「親の言うことがなかなか伝わらない」といった悩みの多くは個性の違いが影響している。誤解を解き、解決策を見出すために有効なのが、個性の分析である。

  • おしえてちゃん(目新しいことが好き・命令口調は苦手)
  • なごみちゃん(愛されている実感が大事・一人だと不安)
  • とことんちゃん(熟考してコツコツ頑張る・自分が正しいと思い込む)
  • べたべたちゃん(競争や勝負が好き・調子にのると羽目を外しがち)
  • ひらめきちゃん(感受性が鋭い・評価や周囲の反応が気になる)
  • きままちゃん(注目されるのが好きなチャレンジャー・飽きっぽい)

才能がわかる10個のもち[編集]

「この子にぴったりの習い事は何?」「いろんな経験をさせてあげたいけれどどの方向があっているのか分からない」「子どもの進路に迷っている」「できないのは努力不足?それとも向いてないだけ?」といった外からは分かりづらい素質を知りたい時は「もち」が手がかりになる。

10個のもちが表すものは、子どもが持つ才能。「何が向いているのか」といった、夢中になれる分野や必要とされる職業などが分かる。才能の伸ばし方についても心構えが持てるため、子育ての不安か将来への期待に変わる。

  • がんこもち(キーワード:全力・信念・自立・一貫)
  • やわらかもち(キーワード:笑顔・丁寧・傾聴・協調)
  • のんびりもち(キーワード:呑気・自然・満足・安心)
  • そうぞうもち(キーワード:斬新・単独・敏感・文化)
  • あいじょうもち(キーワード:献身・現実・感謝・充実)
  • まじめもち(キーワード:平静・慎重・財産・健全)
  • せいぎもち(キーワード:活発・責任・素直・実行)
  • ぷらいどもち(キーワード:自分・正確・使命・約束)
  • さすらいもち(キーワード:変化・多感・噴火・自由)
  • はかせもち(キーワード:知識・研究・結論・親愛)

補足[編集]

分かること
特徴や性質、生まれ持った個性や才能、ほめ方叱り方のポイント、やる気を引き出す言葉、いい感じと苦手な傾向、この子に合ったテーマ、伸びる環境、この子が持つ可能性、ママ友・子ども・夫婦の相性
対象年齢
赤ちゃんともちは、基本的には0歳から5歳までの子どもを対象にしている。子どもの気持ちを代弁したり、どういう声かけが向いているのかといったアドバイスなど、自分を言葉で上手く表現できない子どもを育てる親のために考案したものだからである。ただし、元々はISD個性心理学という才能と能力を発見・育成し適材適所に配置する人材教育のためのメソッドがベースとなっているため、小学生や中学生になった子どもはもちろん、ママ友や夫婦といった大人同士の人間関係においても実践と活用が可能だ。
男女の違い
一般的に、男の子は空間認知力が高く、女の子は言語力が高いとされている。これは、能の機能的な違いに由来している。言語機能を司る左脳が生まれつき男性より女性の方が発達していること、空間認識を司る右脳が生まれつき女性より男性が発達していることが有力な根拠である。肉体や脳の機能など生まれつきの男女差はあっても、子ども期(対象としている0歳から5歳)においては個性や才能に影響を与えるほどの性差は認められないとしている。

子育てに取り入れている有名人[編集]

関連書籍[編集]

赤もち占い 2011年11月29日発行(小学館)

関連商品[編集]

赤もち手帳
赤もち手帳は、言葉でのコミュニケーションがとれない子どもを理解するための診断とアドバイスを一冊にまとめたオーダーメイドの育児書。持って生まれた個性、これから伸ばすことができる才能、性格や行動パターン、成長できる環境の作り方、精神状態のリズム、コミュニケーションの取り方、誉め方などを分かりやすく解説。出産記念や出産祝いとして用いられることが多い。

脚注[編集]

外部リンク[編集]

ウィキペディア無し small.png ウィキペディアにも「赤ちゃんともち」の項目が執筆されていましたが、削除されてしまいました