シールドマシン
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シールドマシン(shield machine) は、シールド工法で用いられる掘削機。地盤を横に掘り進むことができ、主に地下鉄や下水道トンネルの掘削に利用される。単にシールドとも呼称される。
概要
シールドマシンは、一般に円筒状である。詳細部分は、工事の対象に合わせ特注される機械であり、工事終了時には解体されるか、脇に埋められる。外殻がトンネルの外壁の一部として利用されているものは、利用者が目にすることもできる。進行方向側がトンネルの切羽(掘削面)であるわけだが、そこに、おろし金のような細かい刃(カッタービットないし単にビットと呼ばれる)が円周状・放射状に設置された、カッターヘッドという回転する面板があり、それを押し付けることでトンネルを掘削する。
カッタービットは、常に土を掘り分け硬い石を削る過酷な部品であるため、工具鋼,超硬合金や焼結タングステンカーバイドなどの強靭な素材でできている。またマシン本体の外殻は、内部でトンネルが構築されるまでの間、周囲の土圧・地下水圧に耐える役割を果たす。
シールドマシンの種類
- 泥水加圧式シールドマシン
- 泥土圧式シールドマシン(土圧バランス式、加泥式、土圧加水式など)
主なメーカー
- 三菱重工業
- 川崎重工業
- ジャパントンネルシステムズ:IHI及びJFEエンジニアリング両社のシールド掘進機事業を統合し2010年1月1日に設立
- 日立造船:2002年4月1日に日立建機とシールドマシン設計・製造部門を統合したジオテックマシナリーを設立。さらにニチゾウ桜島製作所、日機装置と合併したHitzマシナリーを経て再度吸収
- コマツ
- コクド工機
- カジマメカトロエンジニアリング
- 奥村機械製作
- 日立建機:2002年4月1日に日立造船とシールドマシン設計・製造部門を統合したジオテックマシナリーを設立、現在はシールドマシンから撤退
- IHI(元・石川島播磨重工業):ジャパントンネルシステムズに移管
- JFEエンジニアリング:ジャパントンネルシステムズに移管
施工方法
外部リンク
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