カーディガン
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カーディガン(cardigan)は毛糸編み若しくはニットで作られた前開き式のトップスである。
歴史
クリミア戦争のバラクラヴァの戦いに於て無茶な突撃を行った事で有名な、英国陸軍軽騎兵旅団長の第7代カーディガン伯爵ジェイムズ・ブルデネル(en:James Brudenell, 7th Earl of Cardigan、1797年10月16日 - 1868年3月28日)が考案、その名前の由来となっている。怪我をした者が着易いように、保温のための重ね着として着られていたVネックのセーターを前開きにしてボタンでとめられる様にしたのがその始まりと言われている[1][2]。
形態・素材
ジャケット形式のセーターであり、プルオーバー(pullover)と対になって紹介されることが多いが、日本においては通常区別される。衿無し、長袖が一般的なデザインであるが、襟付き(ショールカラーが多い)、半袖のものもある。しかし、袖の無いものはベストと呼ばれ、区別される。主に軽目の毛糸で編まれる。また、同じ色やデザインを合わせたプルオーバーと組み合わせて、ツインセーター(あるいはアンサンブル)として用いられることもある。男女問わずに、普段着やフォーマルでも幅広く着られており、簡単な防寒用衣類としても用いられる。
防寒としてはウールやアクリル、ポリエステルが一般的だが、真夏のクーラーに対応するために綿製のカーディガンも見られる。
真冬には黒や紺が多く、真夏には白、学校の制服用には茶色なども存在する。
バリエーション
- カーディガン・ドレス
- カーディガン・コート
柄
- 無地
- アーガイル - セーターに多い
脚注
参考資料
- 田中千代 (1982年3月) 田中千代 [ 田中千代 服飾辞典 ] 新増補第2刷 同文書院 1982年3月
- 辻元 よしふみ,辻元 玲子 (2012年2月1日) 辻元 よしふみ,辻元 玲子 [ 図説軍服の歴史5000年 = The History of Military Uniforms ] 彩流社 2012年2月1日 ISBN 978-4-7791-1644-5