Portable Document Format

提供: Yourpedia
2014年8月31日 (日) 16:44時点におけるPG (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「'''Portable Document Format'''(ポータブル・ドキュメント・フォーマット、略称'''PDF''')は、アドビシステムズが開発および提唱...」)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索

Portable Document Format(ポータブル・ドキュメント・フォーマット、略称PDF)は、アドビシステムズが開発および提唱する、電子上の文書に関するファイルフォーマットである。1993年に発売されたAdobe Acrobatで採用された。

特定の環境に左右されずに全ての環境でほぼ同様の状態で文章や画像等を閲覧できる特性を持っている。

アドビシステムズはPDF仕様を1993年より無償で公開していたが、それでもPDF規格はAdobeが策定するプロプライエタリなフォーマットであった。 2008年7月には国際標準化機構によってISO 32000-1として標準化された。アドビはISO 32000-1 についての特許を無償で利用できるようにしたが、XFA(Adobe XML Forms Architecture)やAdobe JavaScript などはアドビのプロプライエタリな部分として残っている。


なお、「PDF」という頭字語には「フォーマット」という単語が含まれるので、「PDFフォーマット」と呼ぶのは冗長である

PDFの特長

PDFファイルは 印刷可能なあらゆるドキュメントから生成でき、表示や印刷はアドビシステムズが無料で配布している Adobe Reader(旧Acrobat Reader)またはサードパーティ製品を利用する。


PDFには、次の特長がある。

  • 作成したドキュメントを異なる環境のコンピュータで元のレイアウトどおりに表示・印刷できる
  • ドキュメントのセキュリティを設定できる
  • 圧縮してデータを格納することで、ファイルサイズを小さくできる
  • しおり・リンク・コメント・注釈といった、ドキュメントを画面に表示するときに便利な機能を設定できる
  • フォーム機能を使って、利用者の入力欄を受け取るような書式設定済み文書を作成できる
  • 音声化などアクセシビリティに配慮したドキュメントを作成できる
  • マルチメディアに対応している