トート・タロット

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2007年5月3日 (木) 01:41時点におけるキリカ (トーク | 投稿記録)による版

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トート・タロット (Thoth Tarot) とは、アレイスター・クロウリーがデザインし、 女流画家フリーダ・ハリスが描いたタロットである。

まず1944年に、クロウリーによるタロット解説書「トートの書」の挿絵として発表される。 しかしカードとしての出版は長らく叶わず、1969年になって、ようやくカード化された。

ウェイト版などと同じく、黄金の夜明け団の教義に基づいてはいるが、 クロウリー独自の解釈も加わっており、かなり相違点がある。

一例として、ウェイト版では、マルセイユ版などの伝統的なものと違い 大アルカナの「正義」と「力」の番号が入れ代わっていたが、トート・タロットでは マルセイユ版と同じになっている。 また、小アルカナの人物札のタイトルが、他のタロットでは、王、女王、騎士、小姓となっているのに対し、騎士 Knight、女王 Queen、王子 Prince、王女 Princess となっているなど、カードの名称変更が多い。

サイケデリックな絵柄で、タロット愛好家からの評価は高い。

しかし、前述の出版年でも分かる通り、クロウリーの死後に出版されている為、実際に彼自身が選んだ図柄が出版されているか不明で、近年では魔術師のカードが複数枚のカードなども出版されている。その他のカードにおいても同様に、クロウリーの指示によってハリスの描いたラフではないその他のカードの絵が複数枚ある事でも有名。

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