小境郁也

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セクハラ三昧だった小境 郁也

小境 郁也(こさかい いくや)とは、朝日新聞の入社試験に落ちた女子大生愛人契約で非正規雇用採用したり、アエラ編集部の契約女性記者にも愛人契約で社員になれると勧誘した朝日の編集長である。

懲戒解雇[編集]

週刊朝日」(朝日新聞出版)の小境郁也編集長が、2013年10月8日付で懲戒解雇された。「週刊朝日」を発行する朝日新聞出版の採用試験の面接に来た女性が選考から漏れたが、面接官だった小境氏が後でその女性に接触し、自分と交際すれば採用することを持ちかけ、非正規雇用で採用した。

小境氏が行ったことは、2013年発覚した、共同通信の人事部長・今藤悟が採用試験に来た女子大生をホテルに連れ込んで関係を迫ったトラブルと同類のものであり、職権乱用の破廉恥な不祥事である。共同通信の人事部長も同じく懲戒解雇になっている。

週刊朝日編集長 セクハラで解雇[編集]

トラブルが続く週刊朝日(朝日新聞出版)で、現職の編集長が解任されるという前代未聞の事態が発生した。編集長は親会社の朝日新聞社から出向中で、同社からは懲戒解雇された。だが、その理由は明らかにされていない。

ただ、処分が明らかになった翌日に発売された週刊誌では、編集長のセクハラが指摘されている。これが懲戒解雇の原因だとみられるが、仮に週刊誌の内容が正確だとすれば、編集長という自らの立場を悪用し、パワハラの要素も含んだ、かなり悪質なものだ。

「立て直し役」として12年12月に起用されたばかりだった[編集]

週刊朝日を発行する朝日新聞出版は、「重大な就業規則違反」を理由に小境郁也編集長(53)を解任。小境氏は親会社の朝日新聞社から100%子会社の朝日新聞出版に出向中で、朝日新聞社は10月8日付で同氏を懲戒解雇処分にした。あわせて、朝日新聞出版は上司の管理責任を問い、9日付で青木康晋社長を役員報酬減額、尾木和晴雑誌本部長を減給処分にした。

小境氏は、北海道報道部や都政担当を経て社会部に長く所属し、地域面(東京版)の編集長も務めた。その後朝日新聞出版に出向し、アエラ副編集長を経て2012年12月1日付けで週刊朝日編集長に就任していた。

2012年10月には、日本維新の会橋下徹代表代行(大阪市長)の出自をめぐる週刊朝日の連載問題で当時の河畠大四編集長が更迭され、11月には朝日新聞出版の神徳英雄社長が引責辞任したばかり。小境氏は「立て直し役」としての起用だった。

朝日新聞出版・管理部と朝日新聞社広報部は、「週刊朝日を立て直す重責を担う立場でありながら、こうした事態を招いたことは誠に遺憾です」とするコメントを発表したが、就業規則違反の内容については、「関係者のプライバシーにかかわるため、公表は差し控えます。今後、さらに社内のコンプライアンス意識の徹底を図ります」として明らかにしなかった。

だが、首都圏で10月9日に発売された「週刊文春」10月17日号には、「胸モミ&ほっぺにチュー…週刊朝日新編集長が『セクハラ常習』で更迭」 という記事が掲載されており、これが処分の原因だとみられる。朝日新聞グループとしては、記事の内容が広く知られる前に小境氏に対して厳しい処分を下すことで、ダメージを最小限に抑える狙いがあるとみられる。

社内調査に「セクハラではなく恋愛関係。ただそれが複数だっただけ」と抗弁[編集]

文春の記事によると、複数の女性問題が問題視された上、小境氏はアエラ編集部の契約女性記者に対して、「自分と付き合えば社員にしてやる」 と迫ったとされる。これが本当だとすると、自らの立場を悪用してセクハラを働いていたことになる。

契約記者から相談を受けた周囲の女性が、小境氏の行状を記した「連判状」のようなものを作成し、親会社の朝日新聞社に提出。社内調査の結果、小境氏のセクハラパワハラに関する証言が続出したが、小境氏は「セクハラではなく恋愛関係。ただそれが複数だっただけ」などと抗弁した。だが、小境氏は10月2日を最後に編集部に姿を見せていないといい、この時点で更迭されたようだ。