磁気の単位

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磁石というものがある。鉄などを吸引する性質を備えたものでよく見られるものである。強く鉄釘などを引き寄せるものもあれば、それほどでもないものもある。詳しく調べたクーロン氏により磁気にはクーロンの法則というものがある。それを用いて磁気の単位を史上、初めて定めた。初めての単位であるので、実際的に実用性のある大きさかどうかは別問題であることは電気の場合と同様である。形式的に係数を簡単にして定めたものを電磁単位という。元は静磁単位と呼ばれたがその後、電気と関係があることがわかり、静磁単位での電気の量、電流等についても表すこともあるため電磁単位と呼び名が変わった。電磁単位での単位磁気量はcgs単位を用いることが多い。クーロンの法則で1cm、1ダインとなる磁気量を1cgsemuの磁気と定めた。emu とはelectro magnetic mass unitの略である。もちろんcgs単位を用いなくてmks単位を用いた電磁単位というのもあるにはある。単位名としてはmks emuということになる。但し、通常はあまり使われないが意味合いとしては重要であるし理解にも役立つので紹介した。一般的に考えることができなくては視野が狭くなるので書いた。電磁単位で電荷の1cgs esuつまり、電荷の1静電単位を表すと光の速度の数値が換算係数と同じであったことは偶然によるものではないと考えられている。電磁単位は磁気の単位を最初のスタートに採用したことになる。電磁単位での電気の単位は磁荷と電荷を結ぶ法則を用いて決められる。当然ながら換算係数は半端なものになる。その他の量も関連する法則を用いて決めていく。静電単位での磁気量の単位については反対の順序で決めていくことになる。といっても現実には歴史的にそれら諸量を使う場合は実用単位が使われてきた。電磁気学としての体系としての単位の構成にすぎない。力の単位にkg重がわかり良く、ダイン、ニュートンなどを使用しないような事情と同じである。蜜柑やりんご1個の値段に途方もない大きな数値の単位では扱いにくい。例えば100万円よりも100円位の方が便利なのと同じで理論上の単位の大きさをそのまま使う必要はない。