共鳴

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2007年12月27日 (木) 00:02時点における210.155.77.36 (トーク)による版 (共鳴とは)

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共鳴(きょうめい)とは、ある物体の音響エネルギーが他の物体に吸収されて、その他の物体までもが振動することで発音体になる現象を言う。音叉、共鳴箱などの実験で確かめることができる。似た言葉に共振というものがあるが、これは共鳴を含む高次の概念である。このとき、元のエネルギーの振動数と被振動体の固有振動数が近ければ、共鳴を得ることができる。遊戯のブランコを動きの調子に合わせて、力を加えると次第に揺れが大きくなる様子が参考になるが、共振の考察は数学的にするしかないもので、言葉ですることはほとんど不可能と思ってよい。例えば、自動車の室内ではエンジンの振動が伝わり、室内のある特定の物品が激しく振動しているのを見ることがある。これは、その部分の固有振動数がエンジンの振動数に近いことによる。この時、音を発するなら、共鳴しているという。もちろん共振でもある。

楽器にあっては、共鳴によって、発音体の振動エネルギーがより大きな物体(共鳴体、共鳴腔)に伝えられ、効率よく音に変換される。すなわち、発音体が単独の時よりも、より大きな音を得ることができる。そればかりでなく、音色が変えられ、楽器によっては共鳴によって安定した音高を得ることができる。