サイト名 | |
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URL | http://twitter.com/ |
スローガン | What's Happening?(いまどうしてる?) |
アレクサ | 14位 |
タイプ | コミュニティサイト |
登録 | 必要 |
使用言語 | 英語と日本語(インターフェース) |
運営者 | Twitter社 |
設立者 | Jack Dorseyほか |
設立日 | 2006年6月 |
Twitter(ツイッター)は、個々のユーザーが「ツイート(「つぶやき」)」を投稿することで、ゆるいつながりが発生するコミュニケーション・サービスであり、広い意味でのSNSの1つ。「ミニブログ」「マイクロブログ」といったカテゴリーに括られることもある。
2006年7月にObvious社(現Twitter社)がサービスを開始した。
優秀なバカ発見機として定評がある。
また近年は、バカ増幅装置としての性能を発揮しつつある。
目次
概要
Twitterはブログ・SNSとチャットの中間のようなシステムを持つ。各ユーザーは自分専用のサイト(ホーム)を持ち、「What's Happening?(いまどうしてる?)」の質問に対して140文字以内でつぶやきを投稿する。つぶやき一つ一つはブログのエントリに相当し、つぶやきごとに固有のURLが割り当てられる。
ホームには自分のつぶやき以外に、フォローしたユーザーのつぶやきもほぼリアルタイムに表示される。このつぶやきの一覧を「タイムライン」と呼ぶ。例えば「ビールが飲みたい」というつぶやきに対し、それを見たユーザーが何らかの反応をすることで、メールやIMに比べて「ゆるい」コミュニケーションが生まれる。
また、リアルタイム検索や、流行のトピックにより、「今」何がつぶやかれているのかを知ることができる。
つぶやきの投稿や閲覧はサイト上で行うほか、便利な機能を備えた各種のクライアント、クライアントウェブサービスが公開されており、それらを利用して行うことも出来る。
なお、つぶやく内容によってはJASRACから「曲の歌詞を引用した」として代金を請求される可能性があるので注意が必要であるという噂が流れた。
マスメディアではTwitterの説明として簡易投稿サイトなどと表記される。
沿革
創成期にブログ・サービス「Blogger」を開発し、その後Google社に売却したエヴァン・ウイリアムス(Evan Williams)や、Bloggerの開発チームの一員だったBiz Stone、Jack Dorseyらが中心となって開発した。Jack Dorseyによると、Twitterの基本構想は自身が2000年6月に思いついた。LiveJournalよりもリアルタイム性が高く、どこにいても自分の状況を知人に知らせたり、逆に知人の状況を把握できたりするサービスの可能性に気づいたという。Dorseyはそのアイデアを5年間あたため続け、その後、Odeo社のプロジェクトとして立ち上げた。2006年7月から始まったTwitterのサービスは、2007年3月に米国で開催されたイベントSouth by Southwest(SXSW)でブログ関連の賞を受賞したことで一躍注目を集めるようになった。設立以来、共同創業者たちが主に自己資金で経営してきたが、2007年7月26日にUnion Square VenturesやCharles River Ventures, 複数の個人投資家から資金を調達したことを発表した。
2008年1月7日、デジタルガレージグループがTwitterに出資するとともに、日本展開の支援を発表、2008年4月23日にユーザインターフェースが日本語化された日本語版が利用可能になった。さらに2009年10月15日には携帯電話向けサイトを開設、同時にウィルコムの公式コンテンツとして登録された。
2008年2月1日、Twitterは信頼性を理由に、NTTコミュニケーションズ100パーセント子会社であるNTT Americaのホスティングサービスを選んだと発表した。
2009年3月23日、大手企業重役つぶやきサイトのExcecTweetsが設立された。このサイトのスポンサーはマイクロソフトである。また、マイクロソフトは自社のXbox Liveから、TwitterやFacebookやLast.fmなどへアクセスできるサービスを付加する計画を発表している。
Twitterで嫌われるタイプ分類
- 愚痴っぽい/構ってちゃん/鬱っぽい/批判的・攻撃的
- 実況厨
- 病気自慢/クスリ自慢
- 自己紹介文がくどくて長い
- フォロワーの数稼ぎにしか関心がないカス
- ツイッター歴が長い割に総ツイート数が異常に少ない・・・100未満とか
- 非公式RT(非公式多段RT)
- しつこい失恋話/ネガティブな恋愛話
- 猫アイコン/二次元美少女アイコン/ドヤ顔の本人画像/写りが悪いピンぼけ画像/店の紹介
- 変態ツイートが過剰、むしろ変態ツイートしかしていない
- ホームの7割以上@とか非公式RTで埋められてる
- 気持ちの悪い顔文字(中身がオッサンの場合が多い)
- 背景やアイコンがデフォルトのまま
- よるほー/なる4時/なるSUN
- 空気が読めないどころか空気を読むと言うことを知らない
- 自称コンサルタントやIT企業取締役や芸能プロダクション所属など明らかにねつ造
- @hamu@yasai@nasu@kabotya@daikonn@kyuuri@gomihei@namagomi
- おはあり、おつあり、おかあり、おやあり
- いちいち「今、起きた」とかいうやつ(おはようリプライを期待してる)
- いちいち「出社しましたー」とかいう奴(乙リプライを期待している)
- いちいち「帰宅しましたー」とかいう奴(乙リプライを期待している)
- やたら長文のツイートが多い
- 一日に100件以上ツイートする中毒患者
代表例
- 「バカ増幅装置」も参照
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用語・機能
- パブリックタイムライン(Public Timeline)
- プロテクトされていないユーザー全員のつぶやきがリアルタイムで表示されるページ。
- タイムライン(Timeline)
- つぶやきを時系列に並べて表示した物。最新のつぶやきが一番上に表示され、古いつぶやきは下に流れていく。
- ホーム(Home)
- 自分のホームページ。自分のつぶやきや、フォローしているユーザーのつぶやきが表示される。
- ツイート(Tweet)
- つぶやきのこと。以前は日本版公式サイトでも「つぶやき」として表記されていたが、「ツイート」に統一された。
- フォロー(Follow)
- 他のユーザーのつぶやきを自分のタイムラインで表示できるように、ユーザーを登録すること。基本的にフォロー申請などは必要なく、簡単にフォローすることができる。
- フォロワー(Follower)
- 自分をフォローしている他のユーザー。フォローは必ずしも双方向に行う必要はなく、公式では自動で双方向にフォローされるような機能もない。
- リフォロー(Refollow)
- フォローしていないユーザーからフォローされた場合に、自分からもフォローして相互フォロー状態にすること。日本では一般に「フォロー返し」と呼ばれる。
- アンフォロー(Unfollow)
- 特定のユーザーのフォローを解除すること。フォロー前の状態に戻るため、アンフォローしたユーザーのつぶやきが自分のタイムラインに表示されなくなる。日本では「リムーブ」とも呼ばれる。
- ブロック(Block)
- 特定のユーザーのフォローを拒否し、相手に自分のつぶやきが表示されないようにすること。
- お気に入り(Favorites)
- 気に入ったつぶやきをブックマークしたい場合などに星マーク(☆)を付けてお気に入りに登録したり、一覧表示することが出来る。
- プロテクト(Protect)
- 自分のつぶやきを非公開にすること。プロテクトユーザー(「鍵付きユーザー」とも呼ばれる)のつぶやきを読むには、フォローのリクエストが必要となる。許可されれば、読むことができる。
- リプライ(Reply)
- 他のユーザーに宛てたつぶやきのこと。「@ユーザー名 つぶやき」の書式で投稿すると、そのユーザー宛の返信扱いとなる。自分宛のつぶやきは一覧ページで確認することができる。このつぶやきは双方に無関係な第三者ユーザーのタイムラインに表示されない。逆に双方をフォローしている第三者ユーザーからはリプライのつぶやきが見えるので、ダイレクトメッセージほどプライベート性は高くない。
- ダイレクトメッセージ (Direct Messages)
- フォローされている特定のユーザーに、第三者から見ることができないメッセージ(つぶやき)を送る機能。DMと呼ばれることが多い。自分がメッセージを送る相手をフォローしている必要はないが、相手が自分をフォローしていないとメッセージは送信できない。
- リツイート(Retweet)
- 他のユーザーのつぶやきを再投稿すること。周知を目的とした公式RT(発言元がそのまま表示される)と、ユーザーが「RT @username 引用文」といった書式に編集してつぶやく非公式RTがある。ユーザーから自然発生した文化であるが、様々な問題も危惧されるため公式RTはユーザーによる編集が行えない仕様となった。公式RT機能は2010年1月22日より日本語版Twitterにも追加されている。
- ハッシュタグ(Hashtag)
- 特定のトピックに関するつぶやきを、公式のTwitter検索から一覧して見ることができるように、キーワードの前に#を置いてつぶやく。現時点ではHashtagは日本語には対応しておらず、「#Senkyo」などと英数字で入力する。
- bot(ボット)
- 定期的にニュースをつぶやいたり、遊びを目的として著名人や漫画・アニメのキャラクターを模倣したつぶやきを行う自動プログラムのこと。中にはつぶやきの自動検索により捕捉した特定のキーワードに反応して、リプライや非公式リツイートを返してくるbotもある。
- リスト(List)
- ユーザーを名前付けたリストで分類する。
- リアルタイム検索
- 検索することで、キーワードを含んだつぶやきがリアルタイムで、タイムラインに表示される。検索ワードは保存でき、いつでも更新できる。
- 流行のトピック
- 今、数多くつぶやかれている単語が表示される。現在は、英語のワードしか表示されていないが、今後、日本語のものが表示される予定。
社内文書漏洩問題
2009年7月15日、Twitter社が「Google Apps」上で管理していた社内文書が、複数のブログ運営者とメディアに送られるという事件が発生した。この件では Twitter のユーザ情報などは漏洩しなかったが、後に漏洩の原因が「Google Apps」のパスワードが「password」だったため、容易に推測され、盗まれたのだと判った。
利用状況
日本
- 2009年6月時点では、Twitterを日本国内からアクセスしているユニークユーザーは約320万人(全世界では約1.1億人)。男女比は、男性が72%、女性が28%。年齢層は、最も多い層が35〜44歳の42%、そして45〜54歳の18%、25〜34歳の17%と続いている(Googleの統計から)。なお、ビル・ゲイツなどの多くの著名人、マイクロソフトなどの企業までも広報活動として利用している。また、Twitter議員という、Twitterを利用する海外および日本の議員・政治家の総称まで生まれた。
- 2009年6月17日の報道によれば、イランの大統領選の抗議活動の参加者たちは、規制から漏れた数少ない通信手段として、Twitterで連絡を取り合っていた。なお、同年12月18日にDNSレコードが一時的に侵害され、イランのサイバー軍を名乗るクラッカーからTwitterが改ざんされ一時利用出来ない状態になった。
- 2009年7月21日、日本政府は、民主党の藤末健三参議院議員の質問主意書に対し、選挙運動でのTwitterの利用は、公職選挙法で禁じている、違法な文書図画の配布に該当するという見解を示した。
- 2010年1月1日 - 第93代内閣総理大臣である鳩山由紀夫首相が、公式にユーザー登録、利用を開始したことを発表した。このアカウントは後述の「認証済みアカウント」マークも附されている。
- 2010年1月7日 - ソフトバンクの孫正義社長がグループの全社員約2万人に利用を開始するよう命じたと報じられた。全社員が利用するケースは珍しいという。この方針は前年末には明らかにされていた。
- 2010年2月27日 - 総務大臣原口一博が、消防庁災害対策本部から津波に関する情報を積極的に発信し、襲来が予想される津波への警戒を呼びかけた。これに対し、読売新聞が、既存のメディアよりTwitterを優先するものだとして批判したため、賛否両論となった。
国際展開
日本版公式サービス
類似サービス
関連サービス
Twitterの特徴として、ほぼ全ての機能に対応するAPIがある。これを利用した多くの関連サービスが公開されており、Twitter普及の一因となっている。
- Buzztter - 英語圏と日本語圏のバズ(今、話題になっているトピック)を知ることができる。
- ランブリン - Twitterのつぶやきに位置情報を付加し、地域や店舗という単位でつぶやきをやりとりできる「つぶやき+エリア情報」のサービス。
- 経済産業省アイディアボックス - 行政に対する意見投稿や、賛成反対意見を投票したりできる行政サービス。意見をTwitterに投稿できる。
アカウントの形態
Twitterの利用が拡大するに従い、さまざまなアカウントの形態がでてきている。
その影響力の大きさに注目した企業や団体などの「公式アカウント」が存在する。 実験的機能として、成りすましを防ぐためTwitter側で本物であることが確認できた著名ユーザーに特別なマークを付与する「認証済みアカウント」がある。ただしこのマークが付いていないユーザーであっても、それが偽物を意味するわけではない。Twitterアカウントのユーザーは人間に限らず、botと呼ばれる自動発言プログラムも少なくない。
書籍
- 辻村浩『Twitter! - Twitter APIガイドブック』(九天社、2007年9月)ISBN 978-4-86167-194-4
- 菊地芳枝『twitterコミュニケーション・バイブル』(秀和システム、2007年11月)ISBN 978-4-7980-1799-0
- 藤本壱『Twitter活用ガイド』(河出書房新社、2008年2月)ISBN 978-4-309-26997-9
- 関根元和、上野祥子、秋田真宏『Twitterの本』(インプレスジャパン、2009年2月)ISBN 978-4-8443-2516-1
- 神田敏晶『Twitter革命』(ソフトバンククリエイティブ、2009年11月)ISBN 978-4-7973-5739-4
- 山本敏行『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』(毎日コミュニケーションズ、2010年2月)ISBN 978-4-8399-3444-6