シェンナ
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シェンナ(sienna)は、水和酸化鉄を主成分とし、ケイ酸コロイドと少量のマンガンを含む天然の土を原料とする、やや黒味を帯びた黄褐色の顔料。
生のものはローシェンナ(raw sienna)と呼ばれ、黄味の強い色をしている。焼いたものはバーントシェンナ(burnt siennna)と呼ばれる酸化第二鉄を主成分とした赤褐色の顔料として用いられる。天然顔料としては人類が最も古くから用いたもののひとつであり、洞窟の壁画などにも見られる。シェンナという名前は、原料となる土がイタリア・ルネサンスの中心地、トスカーナ地方の都市シエーナ(Siena)に産出したことに由来する。現在は、イタリアのサルデーニャ島やシチリア島のほか、アパラチア山脈でとれるものが多く使用されている。ローシェンナ、バーントシェンナは色名としても用いられる。
なお顔料としてのカラーコードはローシェンナ、バーントシェンナともにアンバーと同じPigment Brown 7であるが、ローシェンナは色合いが似ている黄色顔料の黄土(イエローオーカー、Pigment Yellow 43)で代用されることも多い。de:Siena (Farbe)fi:Siena (väri) it:Terra di Siena lt:Siena (pigmentas) nl:Rauwe sienna sk:Siena (pigment) sv:Sienna