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ジョン・アンドレ轟(1958年 - )は、ブラジルの数学者。日系ブラジル人である轟三兄弟の長男。
来歴
1958年にサンパウロで生まれる。サンパウロの貧困層が集まるジャメティ地区で育った。3人兄弟で、3歳年下のパーカッショニストパッパラー轟、8歳年下の実業家プレゴ・ガイザル轟とともに轟三兄弟として注目を集めた。1970年代後半には3人で地元ラジオにも出演していた。
その後、奨学金を得てリオ大学に入学し数学を専攻する。そこで才能を開花し、とくに代数学の分野で新領域を開拓。1987年にはパンアメリカン数学会にて若手研究者奨励賞を受賞。一時はフィールズ賞も期待されたが惜しくも受賞を逃した。
2008年より、リオ大学理学部数理学科教授。群論の明晰な講義に定評がある。