太原公主(たいげんこうしゅ、生没年不詳)は、明の太祖洪武帝朱元璋の姉。姓は朱氏、名は不明。
元朝末期、濠州鐘離(現在の安徽省鳳陽県)の貧農・朱五四(朱世珍)と陳氏の長女として生まれる。王七一という農民に嫁いで子供を何人か産んだが、元朝末期に頻発した飢饉と災害によって、王七一の一家は彼女を含めて全員が餓死してしまった。
明王朝成立後の洪武3年(1370年)、弟朱元璋は亡姉に太原長公主と追封した。