十世王(とおよおう、天長10年(833年)‐延喜16年7月3日(916年))は、平安時代前期の皇族。桓武天皇の皇孫で、父は二品式部卿宮(贈一品太政大臣)仲野親王。斎宮宣子女王・皇太后班子女王(光孝天皇女御・宇多天皇母)らの兄弟。
中務大輔・播磨守などを歴任。宇多天皇治世中の寛平9年(897年)6月19日に参議となる。その後、延喜10年(910年)に従三位になり、官も宮内卿に至った。延喜16年7月3日、84歳で薨去した。
子に時世王・時相王・時清王(従五位下)・徳姫女王(宇多天皇後宮)がいる。