トンスル
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概要
トンスルは、打撲時や腰痛、骨治療に効くとされ、薬として飲用された。竹筒に小さな穴を開け、松葉できっちり穴を塞ぎ、便所に入れておき、3~4ヶ月経つと、竹筒の中に清い液が溜まるので、それをマッコリと混ぜて熟成させると、味も香りも問題なく、骨治療に効いたという。しかし時間がかかるため、急ぎの場合は直接に酒と大便を混ぜて3日程度で飲む場合もあったが、急造されたトンスルは薬としての効果は弱く、非常に臭いがきつく飲みづらいという。『東医宝鑑』によると、白狗屎=白犬の糞を焼いて、酒に入れて飲めば、出来物、積聚、瘀血に効くという。
日本における報道
2009年7月31日、トンスルを紹介する記事をロケットニュース24(β)が配信やエキサイトニュース、MSNニュースに掲載された。それによると、韓国に嫁いだ日本人女性のブログを紹介し、嫁ぎ先で『トンスル』に出会い「ウンコ酒」に困惑した様子が記載され、記事では「特に韓国の田舎では愛飲されているようである」と記されていた。これによってインターネット上において「韓国人は『ウンコ酒』を愛飲している」と上記のニュースサイトなどによって爆発的に広まった。「韓国には人糞食文化がある」という見解が広まった。
参考文献
- [1]「糞はどこにいったのだろうか」、イ・サングォン著、ユ・ジンヒ画。トンスルを飲んで病気が治ったお婆さんの話を収録。
- [2]「日常から見た朝鮮時代の話2」、チョン・ヨンシク著。p227に(「糞薬、トンスル、そしてトンポ」)の話がある。
関連項目
- 糞 - その他の利用
- 飲尿 - 尿療法
- 虫糞茶
- 嘗糞