三井住友カード
三井住友カード株式会社 Sumitomo Mitsui Card Company, Limited
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | |
本社所在地 | 大阪府大阪市中央区今橋4-5-15 |
電話番号 | |
設立 | 1967年12月26日 |
業種 | その他金融業 |
事業内容 | |
代表者 | 代表取締役社長 月原 紘一 |
資本金 | 340億3千円 (2005年7月現在) |
売上高 | 4兆1,813億円 (2005年度) |
総資産 | |
従業員数 | 1909名(2007年3月末日現在) |
決算期 | |
主要株主 | 株式会社三井住友フィナンシャルグループ(66%) 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(34%) |
主要子会社 | |
関係する人物 | |
外部リンク | http://www.smbc-card.com/ |
特記事項: |
三井住友カード株式会社(みついすみともカード)は、株式会社三井住友フィナンシャルグループの子会社で、クレジットカード事業等を行う株式会社である。住友グループ広報委員会参加会社の一つ。クレジットカードの発行および加盟店開発を行っている。
略称は、商号の英訳表記 (Sumitomo Mitsui Card Company, Limited) の頭文字を採った「SMCC」である。[1]
目次
概要
日本で初めてVISA(当時・BANK AMERICARD)と提携し、日本で初めてVISAカードを発行した。ビザ・ジャパン協会(現在のVJA)の主幹事。 1989年にはMasterCardブランドのクレジットカードの取扱も開始。2001年に「三井住友カード」へ商号変更。2007年には日本で始めて銀聯ブランドのカードの発行を開始している。
非接触型決済への対応では、2005年からエヌ・ティ・ティ・ドコモと提携し、iDに対応した「三井住友カードiD」を開始している。 [2]
VISAおよびiDの加盟店開発を行っている。
沿革
- 1967年 - 株式会社住友クレジットサービス設立。
- 1968年 - カードの発行を開始。
- 1989年 - MasterCardブランドの取扱を開始。
- 2001年 - 商号を三井住友カード株式会社に変更。さくらカード株式会社のUCカードに関する事業を承継(後に三井住友VISAカード又は三井住友MasterCardに切替)。
- 2003年 - 株式会社三井住友銀行(同年3月17日に株式会社わかしお銀行(現・株式会社三井住友銀行)に吸収合併し消滅)が吸収分割し、株式会社三井住友フィナンシャルグループが承継。この結果、同社が直接の親会社となる[3]。
- 2005年 - 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモが株式の34%を取得[4]。
- 2007年 - 銀聯ブランドのカードの発行を開始。
- 2008年 - 三井住友フィナンシャルグループ傘下のクレジット事業の統合のため、オーエムシーカード、セントラルファイナンス、クオークとの間で中間持株会社(SMFG完全子会社)を設立し、SMFGおよび三井住友銀行保有の各社株式を中間持株会社へ移転する予定。
クレジットカード
三井住友VISAカード
三井住友VISAカードは、国際ブランドとしてVISAが付帯するクレジットカードである。現在の三井住友カードの主流のカードブランドである。大まかなラインナップは次の通り。
- プラチナカード
- 三井住友VISAプラチナカード
- 三井住友VISAゴールドカード
- 三井住友VISAヤングゴールドカード20s - 20代限定
- 一般カード
- 「三井住友VISAエグゼクティブカード」 - 医療関係の保険が充実
- 「三井住友VISAクラシックカードA」 - 旅行保険などが充実
- 「三井住友VISAクラシックカード」
- 女性専用
- 「三井住友VISAアミティエカード」 - グレードは一般カード
- 学生専用
- 「三井住友VISAクラシックカード(学生)」
- 「三井住友VISAクラシックカードA(学生)」
- 「三井住友VISAアミティエカード(学生)」
三井住友MasterCard
三井住友MasterCard(三井住友マスターカード)は、国際ブランドとしてマスターカードが付帯するクレジットカードである。三井住友VISAカードに比べると積極的な宣伝等は行われておらず、一部の提携カードではMasterCardブランドを選ぶ事すら出来ない場合もある。三井住友マスターカードのラインナップは、プラチナカードがないことを除いて三井住友VISAカードと同様である(三井住友VISAプラチナカードに相当する三井住友マスターカードとして「三井住友マスターゴールドカードPt」があり、三井住友VISAプラチナカードと同等のサービスが提供されているが、あくまでゴールドカードでありプラチナカードではない)。
三井住友銀聯カード
三井住友銀聯カードは、国際ブランドとして銀聯ブランドが付帯するクレジットカードである。三井住友VISAカード及び三井住友MasterCardと異なり年会費は無料であるが、入会時と5年毎の更新時にそれぞれ手数料がかかる。
提携カード
追加カード
- iD
- 非接触決済方式のiDは、追加カード型とモバイル型(おサイフケータイ)を選ぶ事ができる。殆どのカードにIdの機能が標準搭載されている為、別途追加カードとして発行する事は無いが、一部の提携カード(自社が他の企業と提携しているもの)では追加申込が必要となったり、Id自身が申込できない場合がある。
- ETCカード
- 年会費無料。
- PiTaPaカード
- プロパーカード(三井住友VISA、三井住友MasterCard)と一部の提携カードは、PiTaPaカードを追加カードとして申し込むことができる。ただし、1年間に全く利用が無い場合、年会費1050円がかかる。
ICカード乗車券
一部の提携カードが株式会社パスモのPASMOのオートチャージに、プロパーカード(一部を除く)及び一部の提携カードが株式会社スルッとKANSAIのPiTaPaにそれぞれ対応している。
PASMO
PASMOのオートチャージに対応しているクレジットカードは次表の通りである。
カードの名称 | 提携先 | ICカード乗車券 | 外部リンク |
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Pastownカード | パスモ | PASMOオート チャージ対応 |
[1] |
相鉄カード | 相模鉄道 | [2] | |
京王パスポートVISAカード | 京王パスポートクラブ | [3] | |
京王プラザエグゼクティブカード | 京王プラザホテル | [4] |
PiTaPa
カードの名称 | 提携先 | ICカード乗車券 | 外部リンク |
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三井住友VISAカード | - | PiTaPa追加 カード対応 | |
三井住友MasterCardカード | - | ||
minapitaカード | 南海電気鉄道 | [5] | |
KIPS-三井住友カード | 近畿日本鉄道 | [6] | |
ANAカード | 全日本空輸 | [7] | |
はぴeVISAカード | 関西電力 | [8] | |
STACIA PiTaPa VISAカード | 阪急阪神カード | PiTaPa一体型 カード |
[9] |
STACIA PiTaPa VISAカードS | 阪急阪神カード及び ステーションファイナンス |
[10] | |
ペルソナSTACIA PiTaPa VISAカード | ペルソナ及び阪急阪神カード | [11] | |
OSAKA PiTaPa | 大阪メトロサービス | [12] | |
京都ぷらすOSAKA PiTaPa | [13] | ||
KOBE PiTaPa | KOBEカード協議会 | [14] | |
KANKU CLUBカード | 関西国際空港 | [15] |
クレジットカードのサービス
カードの決済口座が三井住友銀行の One's plus であって前々月に引き落としがあれば、同行のATMの時間外手数料が免除される(法人カード及び一部の提携カードを除く)。
ローンカード
SMCCローンカード「エブリ」は、SMCCが発行するローンカードであるが、他社のそれと異なりショッピングの機能も有している。ショッピングの機能は、三井住友VISAカードと同様にVISA及びiDの加盟店で利用する事が出来る。
ギフトカード
三井住友VISAギフトカードは、三井住友カードが発行するギフトカードである。利用する事が出来る加盟店の数は50万店以上。これ以外に、提携する旅行業者で利用する事が出来るVISAトラベルギフトカードや横浜中華街で利用する事が出来るVISAギフトカード「中華街専用券」も取り扱っている。
加盟する信用情報機関
信用審査を行う為に全国銀行個人信用情報センター(KSC)、株式会社シー・アイ・シー(CIC)、株式会社シーシービー(CCB)及び株式会社テラネット(テラネット)に加盟している。これらの信用情報機関の利用に関しては次表の通り。
カードの種類 | 信用情報機関 | |||
---|---|---|---|---|
KSC | CIC | CCB | テラネット | |
三井住友VISAカード | ○ | ○ | ○ | × |
三井住友MasterCard | ||||
SMCCローンカード「エブリ」 | ○ | ○ | ○ | ○ |
関連会社
- 株式会社エスシー・カードビジネス
- 株式会社エスシーデータサービス
- 日本カードシステム株式会社
- 日本カードビジネスサポート株式会社
関連項目
脚註
- ↑ ウェブサイトのドメイン名 (smbc-card.com) から、SMBCカードと呼ばれる事もあるが、SMCCが株式会社三井住友銀行(SMBC)と提携し発行するクレジットカードの名称が「SMBC CARD」である為、注意が必要である。
- ↑ 三井住友カードはVISAの Visa Touch には対応していない。
- ↑ 「株式会社三井住友フィナンシャルグループ」の設立ならびにグループ会社再編に係る契約書の締結について
- ↑ おサイフケータイによる新クレジット決済サービス事業の共同推進